新海誠監督「君の名は。」LAワールドプレミアで3400人がスタンディングオベーション!
2016年7月5日 18:00
[映画.com ニュース] アニメーション作家・新海誠監督の最新作「君の名は。」のワールドプレミアが7月3日(現地時間)、米ロサンゼルス・コンベンションセンターで開催中の北米最大のアニメコンベンション「Anime Expo 2016」で行われた。上映後には、超満員3400人の大観衆から5分を超えるスタンディングオベーションが起き、新海監督に称賛の声が多数寄せられた。あわせて、本作の北米配給も発表された(公開時期は未定)。
新海監督が本イベントに参加するのは、前作「言の葉の庭」の米プレミア以来3年ぶりとあって、会場前にはファンが長蛇の列を作るほどの盛況ぶり。新海監督が「3年間かけて全身全霊で作りました。4日前に完成したばかりの作品です。皆さんが世界で最初に観るお客さんです」と呼びかけると、場内のボルテージは早くも最高潮。上映を開始すると、その映像美に感嘆の声をあげる観客が続出した。
上映後には「1分1秒たりとも見逃せない!」「心を鷲づかみにされた」「ファーストシーンから涙が止まらなかった」など絶賛の声が飛び交い、新海監督に涙ながらに思いを伝えるファンの姿も見られた。続くサイン会も、受付5時間前からサインを求めるファンが殺到したため、1時間の予定を急遽2時間に延長。海外の熱心なファンの姿を目の当たりにした新海監督は、「上映中に、こんなにいろんな場面で、笑ってくれて、泣いてくれて、拍手をしてくれるなんて、想像もしていなかったです。何年間も待ってくれているファンがいることを実感できて感動しました」と感謝を述べた。
神木隆之介、上白石萌音らが声を務める長編「君の名は。」は、夢の中で入れ替わってしまった少年と少女に起こる恋と奇跡の物語。8月26日から全国公開。