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ジョン・グッドマンが「10 クローバーフィールド・レーン」出演を決めた理由

2016年6月19日 08:00

インタビューに応じたジョン・グッドマン「10 クローバーフィールド・レーン」

インタビューに応じたジョン・グッドマン
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[映画.com ニュース] J・J・エイブラムスがプロデュースし、ダン・トラクテンバーグ監督が初めて長編でメガホンをとる「10 クローバーフィールド・レーン」が、6月17日に公開された。謎だらけの今作にあって、コーエン兄弟作品で知られる名優ジョン・グッドマンに話を聞いた。(取材・文/小西未来

――徹底した秘密主義のなかで作られた映画だけに、内容を明かさないようにするのは大変でしたか?

「実は、内容がトップシークレットだなんて思っていなかったんだ。今日の取材で記者からそのことを聞かれて、初めて知ったくらいで。確かに、撮影前はプロットを誰にも話さないようにと注意されていたような気もするけれど、すっかり忘れていた。そもそも撮影中の仮タイトルは『バレンシア』で、その前は確か『バンカー』(地下壕)だった。そんな名前の映画に、誰も興味を示すわけがないし、実際、誰にも質問されなかったよ(笑)」

――この映画のどこに惹かれたのでしょうか?

「新しい経験だったからだ。まず、これまでにこんな男を演じたことがなかった。好きになれないタイプの人間を演じるのは、正直言ってちょっとキツい。でも、彼の立場になって考えようと努力した。彼の世界観は控えめに言ってもかなり屈折しているけれど、どうしてああいう行動に出るのか、演技をする際はその理由を理解していなければいけない。だから、独自にバックストーリーを作ったよ。また、出演者が3人しかいないことも刺激的だった。その分、セリフが多くて暗記するのは大変だったけれどね。もっとも撮影そのものは、これ以上ないほどスムーズに進んだ。共演者もスタッフもみんなプロフェッショナルだったし、なにより撮影がルイジアナ州で行われたのが嬉しかった。ニューオリンズにある自宅から通うことができたからね(笑)」


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――あなたが演じるハワードは、善人なのか悪人なのかわからないキャラクターですよね。

「確かに。ヒロインに恋しているストーカーなのか、それとも本当に助けようとしているのか、あるいは世界危機が去った後に人類を繁殖させるために彼女を匿っているのか、その真意が分からない。実際は、彼自身にもわかっていないと思う。確かなのは、救いようがないほど孤独な男で、2人の他人を匿っていながら、会話を交わそうとしないことだ。自分の知的レベルには、2人は達していないと思っていて」

――「バートン・フィンク」であなたが演じたホテルの隣人と似ていると思ったのですが。

「たしかに、大きな秘密を抱えていて、孤独である点は同じだ。自分が誤解されていると思っているところも、パラノイアを患っている点も同じだね」

――同じくコーエン兄弟の「ビック・リボウスキー」のウォルターにも似ています。

「軍人で知ったかぶりをする点は同じだね。今回のハワード役は、これまで演じたことがないタイプだと思っていたが、実は似た役をやっていたね(笑)」

――J・J・エイブラムス監督はプロデューサーとしてどの程度関わっていたのですか?

「監督のダンとはスカイプや電話で常にやりとりをしていた。ラッシュ映像もすべて見ていたようだしね。ただ、現場ではダンが完璧に取り仕切っていた。徹底的に準備をしていながら、現場ではリラックスしていて、一緒に仕事をするのが楽しかった。これが初監督作だとはとても信じられないよ」

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