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誰も敬礼をしてくれない?「帰ってきたヒトラー」苦悩の本編映像公開

2016年6月16日 17:00

コミカルな姿が描かれる「帰ってきたヒトラー」

コミカルな姿が描かれる
(C)2015 MYTHOS FILMPRODUKTION GMBH &
CO. KG CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH
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[映画.com ニュース] ドイツ国内で約250万部を売り上げ、42言語に翻訳されたティムール・ベルメシュ氏のベストセラー小説を映画化したブラックコメディ「帰ってきたヒトラー」の新たな本編映像が、公開された。

現代にタイムスリップした独裁者アドルフ・ヒトラーオリバー・マスッチ)が、リストラされたテレビマンに発掘されてテレビに出演。ヒトラーのモノマネ芸人として大衆の心をつかみ、やがて従来のカリスマ性を発揮して民衆を扇動し、理想の世界を実現させようとするさまをシリアスな笑いを絡めて描く。ヒトラーになりきったマスッチが実在の政治家や有名人、ネオナチと顔を合わせるアドリブシーンを盛り込んだ過激な内容が話題を呼んだ。

本作では、ドキュメンタリーを彷彿(ほうふつ)させる映像が随所に挿入されており、ブラックな笑いを引き立てているが、今回の映像もそのひとつ。テーブルでしょげ返るヒトラーのもとに、マナー講師が現れて挨拶。ヒトラーは、講師に「どこに行っても敬礼してもらえないのだ……どうやらすたれたようだ」と憂いを帯びた表情で打ち明ける。

講師の「ご安心を。あなただけじゃありません」「昔からある握手ではいけませんか?」という真面目な返答が笑いを誘うが、同時に現代社会では、ナチス式の敬礼がタブーとなっているさまを見て取ることができる。映像ではそのほか、ヒトラーが熱弁をふるうあまり講師に唾がかかり「すまない」と平謝りする様子も描かれている。ケップルの生々しい表情に、どこまでがアドリブなのか、あるいはすべて計算されたものなのか憶測を呼ぶものとなっている。

帰ってきたヒトラー」は、6月17日から全国公開。

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