江戸川乱歩「少年探偵団」が原案のオリジナルアニメ「TRICKSTER」、10月放送開始！舞台＆実写映画化も決定

［映画.com ニュース］　江戸川乱歩の小説「少年探偵団」を原案としたオリジナルアニメ「TRICKSTER　江戸川乱歩『少年探偵団』より」が、10月からTOKYO MX、読売テレビ、BS11で放送開始となることがわかった。これは、新プロジェクト「TRICKSTER PROJECT」の企画の1つで、アニメ化のほか舞台化と実写映画化も決定している。さらにTVアニメ版のキャストとスタッフも発表され、メインキャラクターの声を山下大輝と逢坂良太が務めるほか、キャラクターデザインを「ローゼンメイデン」「しゅごキャラ！」を手がけたPEACH-PITが担当することが明らかになった。

原案小説「少年探偵団」に大胆なアレンジを加えた本作は、物語の舞台を東京オリンピック後の203X年の東京に設定。謎の探偵・明智小五郎のもと、さまざまな事件を解決する「少年探偵団」に所属する花崎健介は、「正体不明のもや」に取り憑かれ死ねない体になってしまった少年・小林芳雄に興味を抱き、探偵団にスカウトする。2人の出会いを機に動き出す運命と、世紀の犯罪者・怪人二十面相と明智の因縁を描く。

キャストは、自殺願望が強くひねくれた性格の小林少年を山下、8歳から探偵団に参加している花崎を逢坂が担う。2人は、「一見、大人びた考えをしていそうに見えるけど、実は年相応のかわいらしい部分や、甘えたい気持ちを持っているのではと思います。もしかしたら、実年齢よりも幼いのかもしれないです。色々な小林を魅力的に演じられたらと思います」（山下）、「基本的には楽観的なキャラクターではあるので、普段の芝居は楽しめると思うのですが、もしかすると何かをもっているキャラクターなのかもしれないので、そこを気にしつつ演じていこうと思います」（逢坂）と意欲を述べた。

またスタッフは、キャラクターデザインのPEACH-PITのほか、監督を向井雅浩、脚本・シリーズ構成を吉田恵里香、アニメーションキャラクターデザインをヤマダシンヤ、音楽を林ゆうきが担当。トムス・エンタテインメントとシンエイ動画が共同でアニメーションを制作する。