岸部一徳、藤山直美と息ぴったりの夫婦役、阪本映画の現場を語る : 映画ニュース

ホーム > 映画ニュース > 2016年6月5日 > 岸部一徳、藤山直美と息ぴったりの夫婦役、阪本映画の現場を語る
メニュー

岸部一徳、藤山直美と息ぴったりの夫婦役、阪本映画の現場を語る

2016年6月5日 11:00

藤山直美と夫婦役を演じた岸部一徳「団地」

藤山直美と夫婦役を演じた岸部一徳
[拡大画像]

[映画.com ニュース] 人間ドラマの名手・阪本順治監督が、2000年の映画賞を多数受賞した「」の藤山直美を16年ぶりに主演に起用し、藤山のために完全オリジナル脚本を書き下ろした新作「団地」。漢方薬局を畳んで団地に引っ越した夫婦の物語を軸に、団地の住人たちの奇妙な人間関係が展開し、アッと驚く奇想天外なラストが訪れるコメディタッチの会話劇だ。藤山演じる生真面目な妻と、どこか浮世離れした夫役で抜群の掛け合いを見せるのが、岸部一徳。「とにかく、阪本監督と藤山直美さんの映画を一緒に作れるのが楽しみだった」という岸部が、公開を前に作品を語った。

日本を代表する喜劇女優の藤山とは「」をはじめ、これまでドラマでも共演経験があるが、映画での夫婦役は今回が初めて。40年来の付き合いがあるそうで、長年連れ添った夫婦の間合いを、関西弁でユーモアたっぷりに演じている。「団地に住んでいる夫婦の設定で、奥さんが(藤山)直美ちゃんというだけで、すぐに雰囲気はつかめましたし、彼女と一緒に演じれば、自然に夫婦に見えるんです。お互い関西人ですし、言葉の不自由さもありません。(物語の)最初から最後まで二人で演じたのは初めてですが、とてもやりやすかったですね」

主人公・山下ヒナ子の夫の清治は、植物図鑑を片手に近所の林を散策するのが日課。ある日団地内で起きた出来事がきっかけで、「死んだことにしてくれ」と床下の収納庫に身を隠してしまう。一見、どこにでもいそうな初老の男だが、同時に世捨て人のような不思議な雰囲気をまとっており、岸部の名演を存分に楽しめるキャラクターだ。岸部自身も「こういう人になりたい」と思うほど気に入った役だという。

「今回の役(清治)は、こんな人になりたいと思いながら演じました。漢方を作る作業は面白かったですし、ずっとこのまま生活してもよいくらいの感じでしたね。床下に潜ってくれと言われても、僕にとってあまり無理はなかったです。とんでもないことでもなく、こういうこともあるのかな、と、つい思ってしまうような(笑)。自分の中にある面白さ、こういう感じ好きなんだ、というのが良く出ている映画」と、旧知の仲の阪本監督が岸部にあて書きした人物を楽しんで演じた。

映画、ドラマ、CMとあらゆる場面で特異な存在感を放つ怪優の役選びは、脚本を読み「自分が面白がれるかどうか」がすべて。一世を風靡した音楽活動を経て、本格的に俳優に転向し40年という長い芸歴のなか、新たに挑戦したいことを尋ねると、「新しいことをすることだけがチャレンジではなく、本来自分が持っているもの、自分のこだわりを最後まで突き通せるかということのほうが、僕にとってはチャレンジかもしれません」とぶれない軸を持ち続ける。

阪本作品へは9本目の出演。「監督として評価されて欲しいけれど、評価されすぎて遠くにいかれても困るなあと、どこかで思ってしまうような愛すべき人」と親密さと信頼感を伺わせ、大楠道代石橋蓮司ら阪本映画の常連が集まった現場を「みんな長い付き合いの方たちばかりなので楽しいのですが、阪本さんには映画監督らしい神経質な部分があるので、俳優も役を演じるだけでなく、阪本映画をみんなで作っていくという意識が強い。そういう意味でも、この作品には阪本映画の良さが特に出ている」と振り返る。そして、最後にこう結んだ。「僕は長年いろんなことやっていますけど、やっぱり映画が好きなんです。映画をやっているときが一番楽しいんですよ」

顔[DVD] 顔[DVD] 最安価格: ¥2,057 引きこもりの女性が、妹を絞殺した後の逃亡劇の中で人生に目覚めていく様子を描いた作品。出演は藤山直美、豊川悦司ほか。

関連DVD・ブルーレイ情報

ニュースメール

前日に配信された全てのニュースヘッドラインを、一日一回メールでお知らせします。

Google FeedBurnerのサービスを利用しています。
配信停止はメール最下部の「unsubscribe now」から行ってください。

ブログパーツ

ブログパーツ 映画最新ニュースをあなたのブログに!「映画.com ブログパーツ」を貼れば、あなたのブログが映画情報発信地に早変わりします!

ブログパーツについて詳しく見る
このページの先頭へ

映画評論

映画評論の一覧を見る
Jobnavi