佐藤健、宮崎あおいと心の距離縮められず無念がる

2016年5月24日 19:15


佐藤健(右)と宮崎あおい
佐藤健(右)と宮崎あおい

[映画.com ニュース]佐藤健宮崎あおいが5月24日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで、出演作「世界から猫が消えたなら」の大ヒット舞台挨拶を行った。

この日で2人で出演する本作のイベントや舞台挨拶は最後となるが、佐藤と宮崎の会話がかみ合わず苦笑いする場面や、宮崎が立ち位置より後ろに下がり佐藤を傍観する場面が見られたため、佐藤は「いつになったらスムーズにコミュニケーションできるの。今日が最後だっつってんの(笑)」と思わずツッコミ。「(どんな人か)分からないんですよ。どんだけ心を開いているのか、最後までつかめなかった」とぼやいていた。

宮崎は、そんな自分を「人とコミュニケーションをとるのが得意じゃない」と説明し、「原作者の川村元気さんにしても、現場はすごくフレンドリーな方が多くて。川村さんには会話のラリーが続かないと言われてるんですけど、さっき話していたらやっと少し続くようになったって言っていただいた。最後の最後によかった」と明かす。これに対し佐藤は、「元気さんと話してたんですけど、最終的な目標は、あおいちゃんをカラオケに連れて行って、『B'z』の『ultra soul』を歌ってもらうっていうのが僕たちの夢なんです。『ウルトラソウル!』ってあおいちゃんにやってほしい」とリクエスト。さらに「これは撮影中に話していた目標だったんですけど、今回はそこまで全然たどり着けなかったので、いつかね。持ち越しされちゃいました。道のりは遠そうです」といい宮崎に視線を移すと、宮崎は再び立ち位置より後ろに下がり「そうですね」と逃げ腰だった。

一方、宮崎は佐藤の印象を「すごく頼りなる青年でした」と語る。独特の言い回しに佐藤が吹き出すなか、宮崎が「いろんなことを見てらっしゃるので、誰が何を必要としているとか、自分が何を求められているとかが分かっていて。それを表現するのがお上手ですし。とても頼りになる……」と続けると、佐藤は「青年って言ってもいいよ(笑)。でも、こちらこそです」としっかりツッコミを入れつつ、感謝していた。

映画は、本作プロデューサー・川村元気氏の小説を映画化したヒューマンドラマ。余命わずかと宣告された30歳の郵便配達員の「僕」が、自分と瓜二つの姿の悪魔から「世界からひとつ、ものを消せば、1日の命をあげる」と告げられる。ものを消し去ると同時に、僕は家族、友人、元恋人との尊い思い出も失っていく。

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