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「アイヒマン・ショー」プロデューサー断言、見どころは今までにないM・フリーマン!

2016年4月27日 08:00

マーティン・フリーマンとは旧知の仲「アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち」

マーティン・フリーマンとは旧知の仲
(C)Feelgood Films 2014 Ltd.
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[映画.com ニュース] 1961年にイスラエルのエルサレムで実際に行われたナチス親衛隊将校アドルフ・アイヒマンの裁判の舞台裏を描く「アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち」(公開中)のプロデューサー、ローレンス・ボーウェンが来日し、映画.comのインタビューに応じた。

映画は、裁判の放映権を獲得したアメリカのテレビ局のプロデューサー、ミルトン・フルックマン(マーティン・フリーマン)とドキュメンタリー監督のレオ・フルヴィッツ(アンソニー・ラパリア)らが、ホロコースト(大量虐殺)を推進した責任者でもあるアイヒマンが犯した罪を世界に伝えようと奔走するさまを描く。

「マーティン(・フリーマン)が初めて出演したテレビドラマのプロデューサーが僕なんだ」と語るボーウェンは、「マーティンには見ている方とつながる才能がある。観客と物語の橋渡しを見事にこなしてくれる」と「ホビット」シリーズや英人気ドラマ「SHERLOCK シャーロック」で知られるフリーマンを絶賛。「今回のマーティンは、今まで彼が演じたどの役とも違う役どころだと思う。実在の人物を演じたのは、私が知る限り初めてじゃないかな。観客の皆さんも、マーティンにはこんなシリアスな面があるんだと驚いてくれるはずだよ」と自信を見せる。

「33歳と当時まだ若かったにもかかわらず、イスラエルに裁判の撮影を許可させた」フルックマンと「(赤狩りを推進したジョセフ・)マッカーシーのブラックリストに10年間載せられていた」フルヴィッツのキャラクターに興味を引かれたことが製作の大きなきっかけと語るが、それ以上にボーウェンの心をとらえて離さなかったのは「アイヒマンは果たして怪物だったのか? それとも、人は誰しも同じような状況になればアイヒマンになってしまうのか?」という問いだったという。

「テレビマンがどうやって放映にこぎつけたのかというドラマ性のある部分と主題の持つ力が、今を生きる観客にとって、キャラクターに共感しつつ、ホロコースト(の悲惨さ)を“心”で体感できる素晴らしい作品になるのではと思ったんだ。私自身は、悪事を働く可能性は誰しもにあると思う。だからこそ、本作は我々に警鐘を鳴らしてくれるんだ。我々の社会がどう作られているのか、信仰や宗教の自由をどう守っていくのか、人種差別を行わないということを常に警戒すべきだというメッセージをね」。

ボーウェンはまた、世界初の裁判放送である“アイヒマン裁判放送”は「世界初のリアリティ・ショー」でもあるとの見方を示す。「面白いのは、撮影されたフィルムが毎晩世界中に送られていたこと。裁判をテレビ放映したことは、現代のテレビの誕生でもあったんだ」。本作では、実際の記録映像をふんだんに使い、当時の人々が受けた衝撃を追体験させる構造になっている。ボーウェンは「本作でお見せする記録映像は、初公開となるものもたくさんあるんだ。どこまで見せるかというのは(製作陣で)随分話し合ったのだけれど、最終的には、検閲せずにアイヒマン自身が見た映像をそのまま皆さんに見せようと考えた。(作品を見た)私の周りの人も、心を乱され、考えさせられたと言っていたよ」と感慨深げに語った。

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