「ズートピア」が「アナ雪」越えのディズニーアニメ史上最高のオープニング!
2016年3月8日 21:00
[映画.com ニュース] ウォルト・ディズニー・アニメーションの最新作「ズートピア」が、興行収入7370万ドルという同社史上最高の全米オープニング成績を叩き出したと、ハリウッド・レポーター誌が報じた。
「ズートピア」は、動物たちが人間のように暮らす文明社会を舞台に、ウサギの新人警察官が詐欺師のキツネを相棒に事件解決に挑むというストーリー。監督は「塔の上のラプンツェル」のバイロン・ハワードと「シュガー・ラッシュ」のリッチ・ムーアで、映画を鑑賞した観客の評価を算出したシネマスコアもAとなっている。
ウォルト・ディズニー・アニメーションの作品として同作は55作目にあたり、「ズートピア」はこれまでトップだった「アナと雪の女王」の6740万ドルを大きく上回った。海外マーケットでも大ヒットを飛ばしており、既に世界興収は2億3250万ドルに達している。
1990年代後半から2000年前半まで、ウォルト・ディズニー・アニメーションは不振にあえいでいたが、06年にピクサーのエド・キャットマル社長とジョン・ラセター監督がトップに就任し、改革に着手。ピクサーと同様のクリエイター主導の映画製作を導入し、「ボルト」「プリンセスと魔法のキス」「塔の上のラプンツェル」「くまのプーさん」「シュガー・ラッシュ」「アナと雪の女王」「ベイマックス」を発表。現在では、興行だけでなく批評でもピクサーのライバルに成長している。