スペイン天才ギタリスト、パコ・デ・ルシアのドキュメンタリーが公開
2016年2月27日 08:00
[映画.com ニュース]2014年2月25日に66歳で死去したスペインが誇る天才ギタリスト、パコ・デ・ルシアの60年間の軌跡を映したドキュメンタリー「パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト」が、7月に公開する。
アンダルシア地方のアルヘシーラスで生まれ、わずか12歳でプロのギタリストとしてデビューしたパコは、その類まれなる演奏技術でフラメンコに大きな革命をもたらした。才能はフラメンコにとどまらず、ジャズ、フュージョンのファンからも広く認知される。1979年、ジョン・マクフリン、ラリー・コリエルとの3人でアコースティック・ギターのみで敢行したツアーや、アルバム「フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ」から、スーパー・ギター・トリオの愛称で親しまれた。
映画は、7歳でギターを手にしてから14年発売の最後のアルバム「Cancion Andaluza」まで、天才ギタリストの60年間に迫る。パコの息子であるクーロ・サンチェスが監督し、サンチェスの姉妹がプロデューサーと脚本の共同執筆を担当。パコの圧倒的なテクニックによって生み出される旋律と、栄光と挫折の人生を、貴重な映像とともに、カルロス・サンタナ、チック・コリアら音楽界の巨匠たちのインタビューでつづった。
「パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト」は、7月Bunkamuraル・シネマほか全国公開。