「ブレイキング・バッド」衣装&小道具がスミソニアン博物館へ寄贈される
2015年11月16日 17:00
[映画.com ニュース] エミー賞受賞の大ヒットテレビシリーズ「ブレイキング・バッド」に主演したブライアン・クランストンをはじめ、共演者のアーロン・ポール、ディーン・ノリス、クリエイターのビンス・ギリガンらが11月10日(現地時間)、同作で使用した衣装や小道具を、米ワシントンD.C.にある国立スミソニアン博物館の国立アメリカ歴史博物館へ寄贈した。
米AMCで2008~13年に放送された同作は、ガンで余命宣告を受けた高校の化学教師ウォルター・ホワイト(クランストン)が、元教え子ジェシー・ピンクマン(ポール)を相棒にしてドラッグビジネスに手を染めていく姿を描いた犯罪ドラマ。ファイナルシーズンはエミー賞で作品賞・主演男優賞・助演男優賞を含む6部門を制した。
このほど寄贈されたのは、クランストンとポールが実際に着用した防護服やガスマスク、小道具として使用された“クリスタルメス”と呼ばれるドラッグの包みなど10点あまり。ホワイトの義弟で、麻薬取締局(DAE)の職員ハンク・シュレイダー(ノリス)のIDカードや、ハイゼンベルクことホワイトの帽子なども含まれている。これらの品々は、2018年に同館で開催されるアメリカン・カルチャーを探求するエキシビションの一部として展示される予定だという。
米USAトゥデイによれば、寄贈に際してギリガンは、「もしクリスタルメスが、星条旗やトーマス・エジソンの電球、エイブラハム・リンカーンの懐中時計、ドロシーの赤い靴と同じ博物館にあると言われたら、ウォルター・ホワイトの製品を使いすぎなんじゃないかと言い返すだろうね」とジョークを交えて喜びを語ったようだ。