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世界観やキャストの魅力とは?三池崇史監督が語る実写版「テラフォーマーズ」

2015年11月9日 08:00

三池監督、「テラフォーマーズ」実写化に挑む!「テラフォーマーズ」

三池監督、「テラフォーマーズ」実写化に挑む!
(C)貴家悠・橘賢一/集英社
(C)2016 映画「テラフォーマーズ」製作委員会
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[映画.com ニュース] 三池崇史監督が、伊藤英明主演で人気漫画を実写映画化する「テラフォーマーズ」について語った。強力なチームを迎えた三池監督は、「アメリカ人でも絶対作れないものになると思うので、日本人が持っているエンタメを作る力を発揮できれば」と意欲をたぎらせ、「見たことない世界観で、見たことない面白さが生まれると信じて、みんなで一丸になって挑戦しています」と完成を目指している。どのようにして、累計発行部数1300万部を超える大ヒット漫画の映像に挑んだのか。

「生々しくて汗臭い、殴ったら汗が飛ぶタイプのリアリティ」を表現できると白羽の矢が立った三池監督は、「マジかと(笑)」と感じながらも「日本では作っていないジャンルなので、どうしてもハリウッド的なスケール感を目指してしまいがちなんですけど、それだとハリウッド映画のスケールダウンしたものになってしまうので、日本人にしか作れないものを作ることで、気持ちを含めたバトルものができるのかなと」と踏み切った。

作・貴家悠氏、画・橘賢一氏による同名原作の魅力は、ずばり解放されている点だという。「我々映画の人間はそこが弱いんです。なぜそうなんだっていう根拠を検証したがるクセがあって」と指摘。「最近の漫画はいろいろな人間が自由をつかみにくる迫力があって、この漫画は代表格な気がします。そもそもほめられようと思っていないというか。ただ、一見そう見せながら、裏にあるものは連載が続くにしたがって見えてくる。作品を支持する読者がなぜこの漫画を面白いと思って読むのか、同じことが映画でも起こるといいなと思っています」と話す。

日本人クルーによる「マーズジャパン」チームが火星に向かうという設定に置き換え、原作1巻で描かれる「バグス2号編」を映像化する。しかし、本作は「SFではない」。「一見荒唐無稽に見える物語でも、底辺に流れているものは非常にリアルなことだと思うんです。小説や映画って、小説的なリアリティとか映画的なリアリティを自ら求めていって、その世界で優劣を競うという殻を感じるんですが、この作品はフリーですよね。監督や演じる人が10 人いれば、出来上がる作品は10通りという、そういう意味でリアルに感じられるかどうか。むちゃくちゃな話なんだけど妙にリアルに感じるものにできればいいなと思います」と熱を込めた。

物語はもちろん、テラフォーマーズとの戦いにも注目が集まっている。描写によってPG12、R15、R18と基準が設けられているが、「今回はあまり考えていない」ときっぱり。「世間が持っている基準に僕らが合わせる必要はなくて、やれるだけやってという設定が作れれば。説得力、リアリティがあれば基準も少し変わってくるんじゃないかと。意図的にここの描写を抑えたなというのは、この作品にとってあってはならないこと。僕らが映画を作るために自ら身に付けてしまった垢みたいなものを、『テラフォーマーズ』がそぎ落としてくれる感じはありますよね」と意志を貫く。

三池監督と伊藤は、「スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ」「悪の教典」「喰女 クイメ」に続く4度目のタッグ。火星で異常進化したテラフォーマーと死闘を繰り広げる主人公・小吉を演じた本作でも、「120%伊藤英明」だ。「ああ見えて演じることが好きで、セリフ、シーンの中に瞬間のめり込んでいくタイプ。非常に相性がいいというか、やりやすい頼りになる役者です。普通の人間だったらいろいろ考えて整合性をとってしまうところも、平気な顔でやって成立させてしまう強さを持っていて、相変わらず格好いい」と全幅の信頼を寄せた。

共演陣にはヒロイン役の武井咲山田孝之と三池作品おなじみのキャストから、初参加となる山下智久らがそろった。武井は「『愛と誠』のころから精神年齢がオレより高いことは確か。大人でしっかりしていて、初々しさというか若さを保ちながら腹が据わっている。なかなか芯のしっかりした人間」だと舌を巻く。山田は「山田孝之的全開(笑)」と本作でも存在感を放っているようで、「得する役者なんですよね。少ない労働量で最大の効果をあげるエコな役者なんじゃないかと思っているんですが、本人は目に見えないところで努力をしている。『クローズZERO』で出会ったころからすると、肉体の強さやふり幅など細胞から違いますが、彼も変わらないです」。そして「みんな面白いのは、取り巻く状況が変わった分、何か良いオーラをひとつずつまとっていって、演じることにつながっている。生き方と役者というものは、演技につながっているんだなと感じます」と語る。

初仕事となる山下は、「非常に不思議な人。役者という生き方に1番魅力を感じている熱、思いの強さを感じます。見た目がクールなので、その熱は表面ではなく内側に溜まっていて、何年かに一度噴火する人だと思うんです。そのタイミングがこの作品のエンディングの方にくれば」と期待をのぞかせた。

テラフォーマーズ」は、2016年4月29日から全国で公開。

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