「クルーエル・インテンションズ」続編テレビシリーズ制作へ

写真：Moviestore Collection/AFLO

［映画.com ニュース］　米NBCが、1999年のティーンサスペンス映画「クルーエル・インテンションズ」の続編テレビシリーズを企画していることがわかった。

「クルーエル・インテンションズ」は、コデルロス・ド・ラクロの書簡小説「危険な関係」を下敷きに、舞台を現代のアメリカの名門高校に翻案した作品。マンハッタンの豪邸で暮らす、血のつながらない姉キャスリン（サラ・ミシェル・ゲラー）と弟セバスチャン（ライアン・フィリップ）が仕掛ける危険な恋のゲームをサスペンスタッチで描いた。標的にされる真面目な女子高生アネット役のリース・ウィザースプーンと、セシル役セルマ・ブレアが共演した。

続編テレビシリーズの主人公は、セバスチャンとアネットの間に生まれた息子。16歳になった息子が、カンザスの田舎町からサンフランシスコの名門高校に転入し、これまで知らなかったセックスと金、権力と堕落の世界に足を踏み入れていく姿を描く。

米Deadlineによれば、映画版の監督と脚本を務めたロジャー・カンブルがテレビ版の脚本も執筆。ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンの制作で、映画版と同じくニール・H・モリッツがプロデュースを手がける。キャストは未定。

なお映画版は、第1作の前章となる「クルーエル・インテンションズ2」（2000）と、前2作とは異なるキャラクターが登場する「クルーエル・インテンションズ3」（04）が製作されている。