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フィリピン映画「インビジブル」監督、母国のヒーローでありながら“見えない”存在に思い馳せる

2015年10月26日 22:10

(右から)ベルナルド・ベルナルド、ローレンス・ファハルド監督、 クリスマ・マックラン・ファハルド、ヘルリン・アレグレ「インビジブル」

(右から)ベルナルド・ベルナルド、ローレンス・ファハルド監督、
クリスマ・マックラン・ファハルド、ヘルリン・アレグレ
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[映画.com ニュース] 日本に暮らす4人のフィリピン人を主人公にしたフィリピン映画「インビジブル」が10月26日、第28回東京国際映画祭「CROSSCUT ASIA #2 熱風!フィリピン」部門で公式上映された。監督・原案・脚本・編集の4役を務めたローレンス・ファハルドをはじめ、監督の妻でプロデューサーのクリスマ・マックラン・ファハルド、出演者のベルナルド・ベルナルドらがティーチインを行った。

真冬の福岡と旭川でロケを敢行した本作について、ファハルド監督は「海外で働き、家族に仕送りしている人たちの大変さを、その親戚や友人たちに知ってもらいたかったのです」と語る。自身の父親も出稼ぎをしていたといい、「母国では経済を支える人々として英雄視されているが、日本では“見えない”存在として扱われている実態をリアルに描こうと思いました」と目をうるませた。昼は工場、夜はバーで働き、故郷に仕送りを続ける初老の男性を演じたベルナルドも、毎年20万人が出稼ぎのために国外に赴いていることから家族の崩壊が起きている現状を指摘した。

質疑応答では、「偽装結婚といった問題も扱ったのはなぜか」という観客からの質問に対し、原案・脚本を担当したヘルリン・アレグレが「1990年代末に労働力として日本にやってきた人たちのリアルな日常についてインタビューやリサーチを重ね、実際に起きたこと、実際に起きていることを描きました」と説明。「なぜ、そういったことがおきるのか、どのような動機がひそんでいるのかを伝えたかったのです」と意図を明かした。

舞台劇として上映された作品を映画化したもので、福岡フィルムコミッションが全面協力、国際交流基金アジアセンターが助成している。本国のシナグ・マニラ映画祭では、最優秀作品賞・監督賞を含む7部門を受賞。今回の東京国際映画祭では、作品の完成度に加え、難民問題といった現在の国際的な問題にも通ずることから上映が決定した。

第28回東京国際映画祭は、東京・六本木ヒルズをメイン会場に10月31日まで開催。

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