アナ・ウィンターの右腕、グレース・コディントンの伝記映画製作へ

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［映画.com ニュース］　長年にわたり米ヴォーグ誌のクリエイティブディレクターを務める、グレース・コディントンの伝記映画が製作されることがわかった。

イギリス出身、現在74歳のコディントンは、ヴォーグ主催のコンテストで優勝したことをきっかけに人気モデルとなり、交通事故からの復活を経て、ヴォーグ誌ファッションエディター兼スタイリストに転身した。以来、リチャード・アベドン、アービング・ペン、ノーマン・パーキンソン、アニー・リーボビッツといった偉大な写真家たちと組んで優美で芸術的なページを作り上げ、ファッション界に多大な影響を与えてきた。

ヴォーグ誌編集長アナ・ウィンターを追った2009年のドキュメンタリー「ファッションが教えてくれること」では、ウィンターの右腕として活躍するコディントンの特異な才能にもスポットがあてられ、2人が意見を対立させるシーンなども記録されていた。

英i-Dによれば、ソフィア・コッポラ監督「ブリングリング」やハーモニー・コリン監督「スプリング・ブレイカーズ」、アレックス・ガーランド監督「Ex Machina（原題）」を手がけている米製作配給会社A24が、コディントンが2012年に出版したベストセラー回顧録「Grace: A Memoir（原題）」の映画化権を獲得した。なお、映画でコディントン役を演じる女優は、まだ発表されていない。