近藤芳正、主演含め初めて尽くしの「野良犬はダンスを踊る」公開「おじさん頑張っています」
2015年10月10日 23:55
[映画.com ニュース] 俳優の近藤芳正の初主演映画「野良犬はダンスを踊る」が10月10日、東京・渋谷のユーロスペースでレイトショー公開された。
芸能生活39年目での初主演に加え、ベッドシーン、殺し屋というハードボイルドな役どころと「初めて尽くしで、おじさんが頑張っています。温かい目で見てもらえたら」と照れ笑いの近藤。共演の木下ほうかは事前に酒をあおって少々酔い気味だったが、「近ちゃんが殺し屋をやるという意外性が面白い。怖かったですよ」と持ち上げた。
ベッドシーンの相手役を務めた柳英里紗は、「初めての相手に選ばれました。No.1キャバ嬢の役で、私の身近にはいないので挑戦だったけれど、張り切ってやらせていただきました」と笑顔。近藤の部下を演じた加藤慶祐は「2度、3度と見てもらえたら」とアピールしたが、ここでも木下が「1回でいいですよ」と横ヤリを入れ、会場は笑いに包まれた。
近藤を想定して脚本を当て書きしたという窪田将治監督は、「誰も見たことのない近藤芳正を見せたかった。近藤さんがどう“踊る”かを見てほしい。まあ正解でしたね」と満足げ。近藤も、「本当に監督に感謝。貴重な経験でした。私は主演ですけれど、皆が素晴らしい演技をしているので、それぞれの体温が感じられると思う」と強調し、舞台挨拶を締めくくった。