パイソンズ再結集の映画は邦題「ミラクル・ニール!」に決定
2015年9月22日 18:20

「モンティ・パイソン」トークで盛り上がった関根勤ら
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[映画.com ニュース]テリー・ジョーンズが監督を務め、ジョン・クリーズ、マイケル・ペイリン、テリー・ギリアムがボイスキャストとして出演する、英コメディグループ「モンティ・パイソン」のメンバーが再結集した映画「Absolutely Anything(原題)」が9月20日、東京・台東区で開催中の「第8回したまちコメディ映画祭in台東」でジャパンプレミア上映され、邦題が「ミラクル・ニール!」に決定したと発表された。
この日のイベントでは、タレントの関根勤、松尾貴史、モンティ・パイソン研究家の須田泰成、劇作家の宮沢章夫、同映画祭の総合プロデューサー・いとうせいこうがトークを繰りひろげた。モンティ・パイソンの魅力を問われた松尾は「バイブルですね。あらゆる笑いの形、笑わせる方法、人に『おかしい』と感じさせる構造を分類していくと、全部がモンティ・パイソンのスケッチに当てはまっていく」と解説。これには関根も大きくうなずき、「モンティ・パイソンは僕の師匠です」と笑顔で語った。
またモンティ・パイソンの大ファンで、本作の企画段階で出演を懇願したという主演のサイモン・ペッグについて、関根が「彼はオーバーなことをせず、演技が自然だからいいよね」と称賛すると、松尾が「分かる! ジム・キャリーみたいな顔しないもんね。抑制した演技で、お客さんの笑いを引き出そうとする感じがあるよね」と同調。これに対し、いとうは「そういうところがイギリスっぽいよね。で、ジム・キャリーはアメリカっぽい」と英米のコメディ俳優の違いを説明した。さらに関根は「サイモン・ペッグって、体のサイズ感とかハゲ具合も丁度いいよね」と続けると、松尾が「弱いジャック・ニコルソンって感じだよね」と例え、会場を爆笑させた。
本作は主人公の飼い犬デニスの声を昨年8月に急逝したロビン・ウィリアムズさんが担当しており、ウィリアムズさんの出演作としては最後の新作上映作品となる。ウィリアムズさんについては「自由奔放に、台本関係なくやっているのがよく分かる」(いとう)、「声優としては、『アラジン』のジーニーの声以来の名演だと思います」(松尾)と称賛。さらにいとうは、「作り手の彼に対するリスペクトを感じた」と真摯に語った。
「ミラクル・ニール!」は、エイリアンから“何でも願いを叶えられる”パワーを授けられた学校教師が巻き起こす騒動を描くSFコメディ。来春に東京・渋谷シネクイントほか全国で公開。
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