ジョージ・ルーカス、ディズニーファンの祭典で「レジェンド」の称号授与

2015年8月15日 18:30

［映画.com ニュース］　「スター・ウォーズ」シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスがこのほど、米アナハイムで開催中のディズニーファンの祭典「D23 EXPO」に出席。ウォルト・ディズニー社に多大な貢献をした人物に贈られる称号「ディズニー・レジェンド」が授与された。

ルーカスが授与式に登場すると、客席は熱狂の渦に包まれた。その盛り上がりぶりを目の当たりにし、「誰も知らない秘密をひとつ言おう。それは、グーフィーにはジャー・ジャー・ビンクスがインスピレーションを与えていることに、みんな気が付かなかっただろ？」とリップサービス。さらに「長い間、『スター・ウォーズ』や『インディ・ジョーンズ』をもっとパーク（ディズニーランド）に作ってもらおうとプッシュしてきたけど、それをやってもらえる唯一の方法は、会社（ルーカスフィルム）を（ディズニー社に）買ってもらうことだったんだ」とたたみかけ、会場を沸かせていた。

また、「ディズニー・レジェンド」を授与されたことについて、「ディズニーはいつも、素晴らしいインスピレーションを与えてくれた。僕がやる多くのことは、映画やテレビ、パークなどで経験した喜びや驚きから来ている」とコメントを寄せる。そして「それを、僕は自分の仕事に継承していこうとしたし、人々に面白い考えを持たせて、何でも出来ると思わせたかった。どれだけディズニーが僕に影響を与えたかは、言葉に尽くせないほどだよ」と謝辞を述べ、「ディズニーは、僕がディズニーに与えたものよりも、もっと大きなものを与えてくれたと思う。ディズニーとはいろいろなところで一緒に働いてきた。すごくいろいろなところでね。すごく良い関係だ。友情だ。僕たちは長い間友だちなんだ。本当に素晴らしく名誉なことだよ。本当にありがとう」と熱い思いを明かした。

これまで、レジェンドの称号は、ピクサーの創設者でもあるスティーブ・ジョブズ氏や、「モンスターズ・インク」で声優を務めたジョン・グッドマン＆ビリー・クリスタル、東京ディズニーランドの実現に大きく寄与した高橋政知氏らが授与されている。「D23 EXPO」は、米アナハイム・コンベンション・センターで8月16日（現地時間）まで開催。映画「スター・ウォーズ　フォースの覚醒」は、12月18日に世界公開。