米WBスタジオツアー、体験型の新施設「ステージ48」は楽しさ満点!! オープン当日に突撃してみました!
2015年7月18日 11:00
[映画.com ニュース] 映画の都ハリウッド。その観光スポットのひとつが、映画会社のスタジオツアーです。「ハリー・ポッター」シリーズや「バットマン」シリーズで知られるワーナー・ブラザースが7月16日(現地時間)、新施設「ステージ48」をオープンさせるということで、初日に新しくなったスタジオツアーを突撃取材してきました。
ステージ48は、撮影で実際に使用された衣装や小道具を間近で見られるだけでなく、映画製作の過程を“体験”できるんです。何度もツアーに参加したことがあるというアメリカ人たちも、これを目当てに来ていたほど。撮影に使用される街並みのセットや収録スタジオをめぐる2時間のスタジオツアーが終わると、いよいよステージ48へ。インタラクティブな仕掛けの数々は、キッズから大人たちまで映画&海外ドラマ好きたちをワクワクさせてくれます。
まずは、脚本やキャスティング、衣装デザインといったプロセスのコーナー。ここではキャスティングディレクターになったタッチパネル式のテーブルを触ってみましょう。ハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフをはじめ、数々のスターたちのオーディション映像が見られます。続いてのコーナーでは、大ヒットテレビドラマ「フレンズ」の再現セットで記念撮影。周囲にはキャストたちのサインが入った、最終回の台本なども展示されていますので、同作のファンならお見逃しなく。
特殊効果のブースも大興奮。「ゼロ・グラビティ」で圧巻の宇宙遊泳シーンを作り出した照明システム「ライト・ボックス」の一部が、サンドラ・ブロックが着用した宇宙服と一緒に展示されていているんです。そのほか、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作や「ホビット」3部作に登場した、ホビットの食卓のトリックがわかるブースも。テーブルやその上にあるコップなどの大きさが手前と奥で異なるため、手前に座った人は大きな魔法使いに、奥に座った人は小さなホビットに見えるんです。スタッフにカメラを預ければ、ベストポジションから撮ってくれますので、中つ国気分を味わいましょう。
そして一番のハイライトはVFXのゾーン。グリーンスクリーンをバックにハリー・ポッターの空飛ぶほうきやバットモービルにまたがると、スタッフのハイテンションな熱血指導で撮影スタート。最後に背景を合成してビデオ&写真にしてくれます。写真(台紙付き)が20ドル~、ビデオ(USB)が35ドル~、両方のセットは40ドル~。無料で楽しみ尽くしたいという人は、モーションキャプチャーのブースで、屋敷しもべ妖精のドビーになれちゃいますよ。
ほかにもたくさんの展示がありますが、特に制限時間は設けられていないので、自分のペースで回れるのもいいところ。2時間のスタジオめぐりだけでも見ごたえたっぷりですが、ステージ48ではさらにテンションがあがること間違いなし。写真も撮り放題なので、思う存分楽しんじゃいましょう。時間に余裕を持って、身軽な格好で行くのがオススメです。夏休みにロサンゼルスへ旅行する映画ファンのみなさん、ぜひプランに組み込んでみてくださいね。
ワーナー・ブラザース・スタジオツアー(英語、フランス語、スペイン語)は、大人(18歳以上)1人62ドル。午前8時~午後4時に催行(夏季は延長する場合あり)。公式ホームページ(http://www.wbstudiotour.com/)から予約が可能。