ニッポン・コネクションで審査員賞受賞作　新鋭女性監督「螺旋銀河」予告編

［映画.com ニュース］2014年にドイツ・フランクフルトで開催された第14回ニッポン・コネクションで審査員賞を受賞した、新鋭草野なつか監督の長編デビュー作品「螺旋銀河」の予告編が公開された。

シナリオ学校に通う綾（石坂友里）の原稿がラジオドラマの脚本として選ばれるが、共同執筆者を立てることが放送の条件だと言われる。嫌がる綾は、偶然言葉を交わした会社の同僚・幸子（澁谷麻美）のおとなしい性格に目をつけ、共同執筆者に仕立て上げようとする。対照的なふたりの女性の関係から、目には見えない感情を力強く映し出した人間ドラマ。

その完成度の高さに評論家や映画関係者の心を動かし、「まほろ駅前」シリーズや「舟を編む」企画・製作のリトルモアが配給を決意し、正式劇場公開が決定した。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014では長編部門の監督賞とSKIPシティアワードもダブル受賞している。

予告編では、地味な自分とは違う華やかな綾に憧れ近づきたいと思う幸子、美人だが自分本位な性格が災いして人間関係を構築できない綾というふたりが、ラジオドラマの共作を通して正面からぶつかって行く様を切り取っている。

9月26日からユーロスペースでレイトショー公開、その後全国順次公開。