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犯罪ジャーナリスト・小川泰平氏「ハイネケン誘拐の代償」のリアリティを称賛!

2015年6月4日 14:30

興味深いトークを展開した小川氏(右)と映画評論家の松崎健夫氏(左)「ハイネケン誘拐の代償」

興味深いトークを展開した小川氏(右)と映画評論家の松崎健夫氏(左)
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[映画.com ニュース] アンソニー・ホプキンス出演のサスペンスミステリー「ハイネケン誘拐の代償」の試写会が、6月3日に都内で開催。元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏を招き、映画評論家の松崎健夫氏をMCにトークショーが行われた。

オランダのビール会社「ハイネケン」の経営者、フレディ・ハイネケン氏が誘拐された1983年の実際の事件を映画化。ジム・スタージェスら扮する幼なじみ5人からなる犯人グループの視点から、誘拐には成功するも、強気なハイネケン(ホプキンス)の言動に彼らが翻弄されていくさまが描かれる。

被害者の命がかかっている誘拐事件は、「警察が最も慎重に捜査を進めないといけない事件」と語る小川氏。「警察が(強気で)勝負をかけられないんです」と解説する。一方で、身代金目的の誘拐は成功率が低く、割に合わない犯罪とも言われる。「日本では検挙率は97%。(逃亡して逮捕を免れた例はあるが)犯罪として成功したことは1件もない。誘拐自体は意外と簡単ですが、金を受け取るのは難しい」と明かす。

ちなみに映画の5人組について小川氏は、「素人ゆえに、ある意味で団結し意思疎通が取れている」とし、彼らが誘拐の準備段階で起こす強盗事件に関しても「ケガ人を出せば刑が重くなるが、『地面を撃て! 傷つけるな』と合図するなど、素人にしてはなかなか考えている」と評した。一方、身代金を奪う段階で「やはり素人の部分が出てしまう」と改めてその難しさを指摘。小川氏は、被害者であるハイネケンを「犯人よりも彼の方が優位に立っているように見える部分もあって面白かった。犯人が部屋からいなくなると、不安そうな顔をするところもリアル」と語り、犯人たちの言動についても「人間関係や(恋人への)愛情などが見え隠れして、リアリティがあった」と評価した。

また小川氏は、専門家として犯罪映画のリアリティにも言及。「『踊る大捜査線』以降、質が上がった」と語り、「レインボーブリッジの封鎖は実は簡単なんですが(笑)、とはいえ、いかりや長介さんのセリフなどは我々が言うことと同じ。視聴者の目も肥えてきて、ドンパチを描いた昔とは違っている」と続けた。「見る側が色んなことを知っているからこそ、いま映画で犯罪を描くのは難しいですが、その意味でもこの映画は斬新で面白い」と太鼓判。「その後、犯人たちがどうなったのかという続編を見たくなった」と、映画としての質の高さに称賛を送っていた。

ハイネケン誘拐の代償」は6月13日から全国公開。

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