ビゴ・モーテンセンが製作・主演・音楽を務めた「約束の地」6月13日公開決定
2015年3月26日 15:00
[映画.com ニュース] 第67回カンヌ映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した「Jauja(原題)」が、「約束の地」の邦題で6月13日から公開されることが決定し、あわせてポスタービジュアルが披露された。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのアラゴルン役で知られる俳優ビゴ・モーテンセンが製作・主演・音楽の3役を務め、「これまでに関わった仕事の中で、最も満足のいく経験のひとつになった」と自信をにじませている。
映画は、日本ではこれまで特集上映のみにとどまっていたアルゼンチンの鬼才リサンドロ・アロンソ監督の長編第5作で、アーティスティックで夢幻的な世界観を描いた。さらにフィンランドの名撮影監督ティモ・サルミネンも参加し、35ミリフィルムにより画面の四隅が丸みを帯びた変形スタンダード・サイズの映像を創出している。
1882年のパタゴニアを訪れた父娘の物語。先住民の掃討作戦に参加しているディネセン大尉(モーテンセン)のひとり娘・インゲボルグが、海辺の野営地から忽然と姿をくらました。ディネセンは必死の捜索を繰り広げるが、馬を失い荒野で孤立したその時、1匹の犬に導かれ摩訶不思議な世界に迷い込んでいく。
さらにポスタービジュアルでは、正面からと、天地が逆転した形のふたつのアングルで、ディネセンが荒野にたたずむ姿をとらえている。「そこには、あなただけの≪結末≫が待っている」というコピーも刻み込まれ、独創的な映像世界を象徴する仕上がりとなっている。
「約束の地」は、6月13日から東京・渋谷のユーロスペースほか全国順次公開。