エビ中・柏木ひなた＆竹富聖花、初音ミクのボカロ曲実写映画化でダブル主演！

［映画.com ニュース］　人気アイドルグループ「私立恵比寿中学」の柏木ひなたと若手女優の竹富聖花が、ボーカロイド「初音ミク」が歌う大ヒットボカロ曲を実写映画化する「脳漿（のうしょう）炸裂ガール」で、ダブル主演することがわかった。

「脳漿炸裂ガール」は、プロデューサーのれるりり氏が制作し、投稿動画配信サービス「ニコニコ動画」で話題を呼んだ人気楽曲。関連動画の再生回数が2500万回を突破し、“神曲”と言われるほど注目を集めた。2013年12月には吉田恵里香氏によって書籍化され、シリーズ4巻の累計発行部数30万部を突破。映画版は、「実写映画　テニスの王子様」「カバディーン!!!!!!!　激突・怒黒高校篇」のアベユーイチ監督が、小説を原作に学校で勃発した理不尽なサバイバルデスゲームを描く。

少女・市位ハナは、誰もがあこがれる聖アルテミス女学院に通っていた。ある日、教室で目覚めるとクラスメイトとともに檻に閉じ込められた状態で、携帯電話を使ったサバイバルゲーム「黄金卵の就職活動」への参加を強いられる。クラスメイトが次々と脱落していくなか、ハナは同級生の稲沢はなと共にゲームに挑む。

柏木と竹富は、同じ名前の少女「ハナ」と「はな」と演じる。柏木は「新しい自分を発見できると思うとわくわくします!!!!!」と喜びをにじませる。そして、「台本をいただいてすぐに読んだんですが正直衝撃的で怖かったです。でも曲は怖いとかそういうのはなく難しいなあと感じました！　この作品に出会えたのは運命だと思うのでとても難しい役ですが自分自身の挑戦だと思うので頑張ります」と意欲十分だ。

一方の竹富は、原案のボカロ曲を「どういう世界観なのか気になり曲を聴いてみましたが、最初に聴いた時は、なんだ!?　と不思議な気持ちになりました。音楽というよりは未来の短編映画のような、とてもストーリー性があって独特な世界を持っている曲」と分析。そして、「どう展開していくのかハラハラするストーリーだなと思いました。人はみんな裏があり、何かを考え、悩み、そしてまた誰かに強い思いを抱いたり、崖っぷちまで追い詰められると何をするかわからない。そういう人間の衝撃的な一瞬を映画館で味わってもらえるように集中力を高めて撮影に挑みたい」と意気込んでいる。

柏木、竹富に加え第7回東宝「シンデレラ」オーディションでグランプリに輝いた上白石萌歌、「仮面ライダー鎧武（ガイム）」でヒロインを務めた志田友美ら若手女優から、映画「ガチバン」シリーズで知られる「D-BOYS」の荒井敦史、「テラスハウス」の菅谷哲也、NHK連続テレビ小説「マッサン」の浅香航大らが出演する。

「脳漿炸裂ガール」は、今夏に全国で公開。映画化とあわせ、「ヤングエース」（角川書店）でのコミカライズが決定しているほか、撮影現場からのニコニコ生放送、公開前の極秘企画が行われる予定だ。