呉美保監督×高良健吾×尾野真千子「きみはいい子」特報が完成
2015年2月18日 07:00
[映画.com ニュース] 先日のブルーリボン賞授賞式で結婚&妊娠を発表した呉美保監督の最新作「きみはいい子」の特報映像が完成し、映画.comがいち早く入手した。
大人も子どもも共有できる優れた文学作品に贈られる坪田譲治文学賞を受賞し、2013年本屋大賞で第4位に選ばれた中脇初枝氏の同名短篇集を、「そこのみにて光輝く」でモントリオール世界映画祭の最優秀監督賞を受賞した呉監督のメガホンで映画化。「横道世之介」の高良健吾、「そして父になる」の尾野真千子の初共演で、子どもたちにまつわる現代の問題を内包しながら、「ひとがひとを愛するということ」を描出する。
このほど公開された特報映像では、「どうしたらいい子になれるのかな?」という児童からの質問にただ戸惑うしかない新米教師(高良)と、わが子に手を上げてしまい、ひとりひざを抱え嗚咽する母親(尾野)の姿が切り取られ、現代の社会で大人と子どもは、そして人と人はどのようにつながっていけるのかを問いかけるような内容に仕上がっている。また、「そこのみにて光輝く」に引き続き呉組に参加した池脇千鶴と高橋和也、ベテラン女優の喜多道枝、富田靖子らの姿を確認することができる。
「きみはいい子」は、6月から東京・テアトル新宿ほか全国で公開。