秋元才加「“女優”じゃなくて“役者”になりたい」 : 映画ニュース

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秋元才加「“女優”じゃなくて“役者”になりたい」

2015年2月6日 19:30

舞台にテレビに映画にと躍進を続ける秋元才加「マンゴーと赤い車椅子」

舞台にテレビに映画にと躍進を続ける秋元才加
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[映画.com ニュース] 「AKB48」を卒業してわずか1年半。現在は女優として、舞台にテレビに映画にと躍進を続ける秋元才加。今は「がむしゃらにひとつひとつの仕事をこなすことに精一杯」だといい、どの作品に対しても全力投球な姿が印象的だ。「今はやっとスタートラインに立てた状態。一生懸命やって、まずはその熱が伝わったらうれしい。技術はきっと後から付いてくるものなので、最近はやっぱり気持ちが大事だなって実感することが多いです」と清々しい笑みを浮かべ、主演最新作「マンゴーと赤い車椅子」(2月7日公開)について語った。(取材・文・写真/山崎佐保子)

不慮の事故で半身不随になってしまった女性・彩夏(秋元)。最初は車いすを受け入れられず自暴自棄に振舞うが、リハビリセンターの同じ車いす仲間たちとの交流や、故郷・鹿児島で暮らす祖母(三田佳子)の思いを支えに、自らの人生を取り戻していく。

本作は、仲倉重郎監督の思いが込もった念願の企画。自身も突然半身不随の車いす生活に直面し、その時に出会い感化されたリハビリセンターの若者たちをいつか映画にしたいと構想を練ってきた。そんな仲倉監督の思いを一身に背負った秋元だが、意外にも「プレッシャーは全然なかった」という。「監督が伝えてくれることにできるだけ向き合って、一生懸命に取り組むだけでした。車いすの作品はたくさんあると思いますが、この映画は車いすに関する描写がとてもリアルなんです」。

車いすでのアクションよりも、秋元が心を砕いたのは彩夏の複雑な女心だったという。「障がいがあっても人を愛することはできるし、子どもを産むこともできるという強い思いが、ストレートに台本に書かれていました。彩夏は妻帯者の恋人に対して思いを持ち続け、障がいを抱えても彼の子どもを産みたい。私はサバサバしているし経験も少ないので、彩夏の気持ちを表現するのはとても難しかった。なので作品を通じて、彩夏に教えてもらった気がします」。


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(C)2014「マンゴーと赤い車椅子」製作委員会
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「AKB48」卒業後、初めて挑んだ舞台は三谷幸喜作・演出の人気舞台「国民の映画」。この作品によって、秋元はアイドルから女優への“脱皮”を遂げた。「歌ったり、踊ったり、お芝居をしたり。私の中ではそこに境界線がないんです。“演じる”という意味では全部一緒な気がします。だから、いまだに女優という肩書きはちょっとムズムズします。私は“役者”になりたいんです」と言葉に力を込める。役者転向を決めたのは、「25歳になった時。女優としてスタートするのに一番良い区切りだと思ったんです。新しいことに挑戦し、荒波にもまれ、失敗や経験をする時間を考えたら、それ以降だと遅いと思った。私は何でもこうと決めたらそれを曲げることはないんです」と意志は固かった。

同じ「AKB48」卒業生で女優として活躍している代表格に、前田敦子大島優子がいる。3人とも作品の系統は異なるが、現在でも交流は続いており、互いに刺激し合いながら女優として着実にキャリアを重ねている。先日の「さよなら歌舞伎町」の会見で、前田は「作品のためなら(脱ぐことに)抵抗はない」と語ったが、秋元も「私も来たらすぐにやりますね。脱ぐことはいとわない。抵抗は全然ないです。それを恥ずかしがって中途半端にやることの方が恥ずかしい。それなら全部出しちゃえばいいじゃんって思う」と平然。「体当たり演技って書かれるのがすごく嫌いなんです。確かに体当たりの演技だけど、『じゃあ他のお芝居はなんなの?』って思ってしまう。体当たりは当たり前。それで体当たり演技って言われるなら、いくらでも脱ぎますよ(笑)」と潔く笑う。

男勝りで責任感が強く、決めたことには迷わず一直線。秋元は今、「『こういうものをやりたい』『こういうことができる』という自分の”資料”を作っている時期なんです。とにかく今は、色々な役をやって経験を積み重ねるだけ。時代劇をやったことがないので、殺陣にも挑戦してみたい。この2~3年の頑張りで今後が大きく変わっていくと思うので、これからどうなるだろうとワクワクしています」。

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