北条司、原哲夫らが漫画界にエール！　SMA授賞式開催

［映画.com ニュース］「月刊コミックゼノン」が開催する、一切言語を用いずに表現する漫画のオーディションで優秀な成績をおさめた応募者を表彰する「世界サイレントマンガオーディション（SMA）」の授賞式が1月13日、東京・椿山荘で行われ、同オーディションの運営陣に名を連ねる「シティーハンター」の北条司氏、「北斗の拳」の原哲夫氏らがセレモニーに出席した。

2012年から始まった「サイレントマンガオーディション」は、ひとつのテーマについて世界中からサイレントマンガを募集し、優秀者を表彰してきた。今回は、過去2回で継続的に優秀な作品を輩出した上位11人が「サイレントマスター」として表彰された。北条氏は「素晴らしいと思いませんか？　海外の方が日本の漫画を描いている。30年後、各国に日本の漫画を載せる雑誌が売られて、彼ら（受賞者）から派生した素晴らしい漫画家が連載しているなんてことが頭をかすめたりします。夢があります」と若い才能を激励した。

また原氏は、「サイレントマンガ」というジャンルに対して、「『ひでぶ』『あべし』が使えないと僕なんか……。絵が下手ですから（笑）」と笑いを交えながら、「海外の皆さんは絵が上手くて若い。これからどんな作品を描いて輝いていかれるのか、楽しみにしています」とエール。最後には「僕は『サイレントマンガ』には反対ですけれども、今後とも日本の漫画をよろしくお願いいたします」とユーモアたっぷりに挨拶した。

「サイレントマスター」受賞者は下記の通り。
1位：ビンセント・ランゲ（ドイツ）
2位：エルウィン・プラセトヤ（インドネシア）
3位：ディー・ジューサン（ヨルダン）
4位：オリビアンダ・アリエスタ（インドネシア）
5位：アレックス・イルザキ（インドネシア）
5位：イチロウ（ブラジル）
5位：プレマ・ジャー（タイ）
8位：ミッコ・ラッシーナ（フィンランド）
9位：メイジ（インドネシア）
10位：バニラ（インドネシア）
10位：ユーンミ（アメリカ）