健さんに続き…千葉真一、菅原さんの訃報に沈痛「寂しい、その一語」

［映画.com ニュース］「仁義なき戦い 広島死闘篇」（1973）、「トラック野郎 度胸一番星」（77）などで共演し親交の深かった千葉真一は、都内で移動中に菅原さんの訃報を聞き、「参りました。何かが出切っちゃった感じです」とショックが隠し切れなかった。

東映入社は千葉が先だが、移籍してきた菅原さんを兄貴分と慕った。菅原さんが俳優業の第一線から退いてからは会う機会はなかったが、「講演活動などをしているのは知っていて、共通の知人がいたので『くれぐれもよろしく伝えてくれ』と頼んだことも2度ほどあった。元気で頑張っていると信じていたので、まさかとしか言いようがない」と悲痛な思いを吐露した。

尊敬する高倉健さんに続き大先輩をがんで失ったことに、「どうにもならないんですかねえ。ショックがあまりに大きい。もっと元気でいてほしかった。残念です」と悲しみに暮れた。そして「自分が滅入ってしまっていて、こういう話をするのは嫌ですね。でも、健さんも文ちゃんも日本の宝物ですから、寂しい、その一語です」と声を絞り出した。