ニック・ケイブの世界とは?異色の音楽ドキュメンタリー、来年2月公開
2014年11月28日 20:00
[映画.com ニュース]オーストラリアのアーティスト、ニック・ケイブに迫った異色の音楽ドキュメンタリー「20,000 Days On Earth」が、邦題「ニック・ケイヴ 20,000デイズ・オン・アース」として、2015年2月7日に劇場公開されることがわかった。
圧倒的なパフォーマンスで知られるケイブは、「ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズ」をはじめとしたバンドやソロなど幅広く活躍し、メタリカ、アークティック・モンキーズ、レディオヘッドら多くのミュージシャンに影響を与えてきた。音楽活動に加え、俳優(「ジョニー・スエード」)、脚本家(「欲望のバージニア」)、作家、画家などさまざまな分野で才能を発揮している。
本作は、心理学者ダイアン・リーダーによるインタビュー、ケイブが運転する車を舞台にしたフィクションドラマが交錯。ケイブが歩んだ人生の軌跡と独創的な発想の裏に隠された秘密を解き明かし、生誕2万日目を見つめる。クライマックスには、アーカイブ映像とコラージュされた、情熱的なライブシーンが待ち受ける。
ドラマパートでは、デュエット曲で共演した歌姫カイリー・ミノーグら、人生に大きな影響を与えた人々が車に乗り込む。「ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズ」の創設メンバーでありながら、脱退以来わだかまりが残っていたブリクサ・バーゲルトも登場し、ケイブとともに互いの思いを率直にぶつけ合う。
2014年サンダンス映画祭ワールド・シネマ・ドキュメンタリー部門で監督賞、編集賞の2冠に輝き、批評サイト「Rotten Tomatoes」で97%の高評価を獲得するなど、注目を集めている。
「ニック・ケイヴ 20,000デイズ・オン・アース」は、15年2月7日から東京・新宿シネマカリテほか全国で公開。