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TIFFコンペ作品「遥かなる家」が公式上映 中国少数民族の現実を描く

2014年10月26日 18:15

(左から)チャン・ミン、ファン・リー、 リー・ルイジン、リウ・ヨンホン

(左から)チャン・ミン、ファン・リー、
リー・ルイジン、リウ・ヨンホン
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[映画.com ニュース] 東京・六本木ヒルズで開催中の第27回東京国際映画祭で10月26日、コンペティション部門に出品作された「遥かなる家」の公式会見が行われた。リー・ルイジン監督、リウ・ヨンホン撮影監督、エグゼクティブプロデューサーのファン・リー、ラインプロデューサーで出演も果たしたチャン・ミンが出席した。

中国北西部を舞台に、幼い兄弟の旅を描いた本作。草原で放牧をする両親と離ればなれで暮らすアディケルとバルテルの兄弟。夏休みが来ても父が迎えに来なかったことから、両親を探すため、広大な砂漠に2人きりで旅に出ることを決意する。

自身の故郷の隣にユグル族の村があり、身近な存在だったと語ったリー監督。旧世紀には王国を持つほどの民族だったが、現在は約1万4000人ほどしかおらず、その90%がユグル族の言語である突厥(とっけつ)語を話すことが出来ないと危機感をあらわにした。「中国語のタイトルには、“自分たちの家を探し求めるけれど、それは過去にしかない”という意味が込められている」と製作意図と意義を強く訴えかけた。

さらに、子どもには厳しいと思われるシーンでも2人が泣かない理由を聞かれ、「子どもが泣かないのは、もう泣いてもしょうがない現実に直面するからなんです。だから泣いているシーンは撮りませんでした」と答え、少数民族が直面する現実を語った。

また、子役の素晴らしい演技について観客から称賛の声が上がると、2人は過去にリー監督作に出演経験こそあるものの「撮影地に住んでいる一般の農村の子です」と話し、母親役のチャンも「子どもと仕事をするときに一番大事なのは信頼。撮影の前に2カ月間一緒に暮らしました。今回は非常に自然な演技が求められましたが、まるでいつもの生活をしているようでした」と撮影を振り返った。

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