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松江哲明監督&高橋諭治氏、実在の未解決事件描いた「デビルズ・ノット」に迫る

2014年10月25日 17:50

松江哲明監督と高橋諭治氏「デビルズ・ノット」

松江哲明監督と高橋諭治氏
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[映画.com ニュース] 第27回東京国際映画祭の特別招待作品に選出されたコリン・ファースリース・ウィザースプーン主演作「デビルズ・ノット」が10月25日、東京・TOHOシネマズ日本橋で上映され、松江哲明監督、映画ライターの高橋諭治氏がゲストとしてトークショーに駆けつけた。

カナダの名匠アトム・エゴヤンが、1993年にアメリカで実際に起こり、史上最悪の冤罪事件と言われる未解決事件「ウェスト・メンフィス3事件」をスリリングに描いた群像劇。松江監督は、同事件を扱ったドキュメンタリー映画「パラダイス・ロスト」シリーズを鑑賞していたそうで、「カタルシスのない未解決もの、そういう恐怖心を味わうのが大好き。アトム・エゴヤン監督がとらえたことが面白いと思った」。そして、「この事件の面白いところは、知ろうとする心が犯人を生んでしまう。未解決ものにひかれる点はそういうところにあって、自分自身の心を見ている感じ。知ろうとする心が怖い」と語った。

さらに、エゴヤン作品の中でもっともカタルシスがないとしながらも、「エゴヤン監督は一見ミステリーを扱った映画が多いけれど、ミステリー自体に翻ろうされたり人生が変わってしまった人を描いてきた監督なので、この事件のチョイスが面白い」と説明。さらに、「映画は学校では教えてくれないことを教えてくれる。自分の中でもやもやした部分が表現されているものを見て、共感したり発見がある。映画はマイノリティを代弁してくれる」と持論を展開し、「この事件に関わる人たちが持っている割り切れないものが怖い形で出てしまっている。そういうものを映画は描かなければいけない」と分析した。

高橋氏は、「エミリー・ローズ」「NY心霊捜査官」でもタッグを組んだポール・ハリス・ボードマンスコット・デリクソンが脚本を手がけていることを指摘し、「ホラー分野で活躍しているふたり。悪魔社会、心の中に潜んでいる悪魔にもちゃんと目配せすることができる。このふたりが関わったのは必然」と物語を解説。観客に「まさに入り口という映画だと思う。入り口をのぞいてちょっと時間が経ってくると、じわじわとしみ込んでくるような映画であり事件」と語りかけた。

第27回東京国際映画祭は、10月31日まで六本木ヒルズ、TOHOシネマズ日本橋ほかで開催。「デビルズ・ノット」は、11月14日から全国で公開。

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