佐々木昭一郎の初長編劇映画「ミンヨン 倍音の法則」封切り 主演ミンヨン&ユンヨン姉妹も来日
2014年10月11日 19:30
[映画.com ニュース] 国内外で高い評価を集める映像作家・佐々木昭一郎の初長編劇映画「ミンヨン 倍音の法則」が10月11日、東京・神保町の岩波ホールで公開初日を迎え、来日した主演のミンヨンと共演のユンヨンの姉妹が舞台挨拶に立った。
「四季・ユートピアノ」「川の流れはバイオリンの音」といったNHKの名作テレビドラマで国内外から高く評価されてきた佐々木監督が、約20年ぶりにメガホンをとった意欲作。韓国ソウルで暮らす女子大生のミンヨンが、亡き祖母が遺した1枚の古い写真をきっかけに、日本を旅しながらさまざまな人々と交流していく姿を、みずみずしい音楽とともに鮮やかに描き出した。
これまでの作品同様、出演者は佐々木監督が起用した一般の人々。ふだんは金融系企業で働く韓国在住の会社員ミンヨンは、初日舞台挨拶のために日帰りという弾丸日程で来日し、「一般人としてこのような映画に出演する機会を設けていただき、とてもうれしかった。佐々木監督をはじめ素晴らしいスタッフの方々に恵まれて、素敵な作品が完成した」と挨拶。そして、「人間としても社会人としてもまだまだ一人前とは言いがたいけれど、何卒よろしくお願いします」と一礼すると、会場は温かい拍手に包まれた。
ミンヨンの実の妹であるユンヨンも、「姉をサポートしながら、色々な素晴らしいスタッフに出会えたことに感謝。とても光栄に思う」と喜びを語った。佐々木監督も花束贈呈に駆けつけ、ミンヨンとユンヨンの好演を称えた。