ミュージカル「アメリカン・サイコ」がブロードウェイで来春開幕

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［映画.com ニュース］　昨年12月に英ロンドンで世界初演を迎えた、ブレット・イーストン・エリスの長編小説「アメリカン・サイコ」のミュージカル版が、2015年2月から米ニューヨークで上演されることになった。

上演劇場となるオフブロードウェイのセカンド・ステージ・シアターが正式に発表した。2月にプレビュー公演、3月から本公演を予定しているが、現時点では具体的な日程やキャストは未定。

「アメリカン・サイコ」は、80年代のニューヨークを舞台に、ウォール街で働くエリートビジネスマンと猟奇殺人鬼というふたつの顔を持つパトリック・ベイトマンの姿を通して、物欲にまみれた時代の虚無をえぐり出した問題作。2000年には、メアリー・ハロン監督、クリスチャン・ベール主演で映画化された。

「アメリカン・サイコ・ザ・ミュージカル」は、ロックミュージカル「春のめざめ」で07年度トニー賞に輝いたダンカン・シークが作詞作曲を手がけ、クロエ・モレッツ主演のリメイク版「キャリー」の脚本を手がけたロベルト・アギーレ・サカサが台本を執筆。ロンドン版同様、ルパート・グールドが演出を担当する。なお、ロンドン版では英ドラマシリーズ「ドクター・フー」の11代目ドクターとして知られる英俳優マット・スミスがベイトマンを演じた。