渡辺謙、“ゴジラ”松井からのエールにニッコリ

［映画.com ニュース］　日本を代表する俳優の渡辺謙が7月10日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで行われたギャレス・エドワーズ監督作「GODZILLA」のジャパンプレミアに出席し、日本語吹き替え版で声優を務めた波瑠、エドワーズ監督とともに舞台挨拶を行った。この日は、元プロ野球選手で“ゴジラ”の愛称で親しまれた松井秀喜氏からのビデオメッセージが紹介され、場内の大歓声を呼んだ。

舞台挨拶が始まって間もなく、ニューヨーク在住の松井氏からのメッセージが場内の画面に登場すると、約4000人のファンが集まった場内は騒然。松井氏は、「こちらの盛り上がりはすごいです。ゴジラが盛り上がると、なぜか自分のことのように嬉しいです」と挨拶した。さらに、「渡辺謙さん、こんにちは。撮影でニューヨークへお越しの折には、ゴジラの撮影秘話などをお聞かせください」と締めくくった。

笑顔を浮かべたまま、じっと画面に見入った渡辺は「僕も外国で仕事をさせていただいているので、野球の世界で成功し、記憶に残る成績を残された彼にそう言ってもらえるのは嬉しい」とニッコリ。そして、「長らくお待たせしました。ようやく日本の皆様にも、自信をもってゴジラを堪能していただける時がきました。台風のことは一旦忘れて、楽しんでください」とアピールに努めた。

エドワーズ監督は、「世界中で幸いにもヒットしていますが、私の中ではこれは日本のもの。故郷に戻す気持ちですし、日本でヒットしないと、私の中では完結しません。ただ、この瞬間を夢見てきたんです」と満員の客席を満足げに眺めていた。

「GODZILLA」は、7月25日から全国で公開。