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スーパーのレジ係がレスラーに! フランス発の女子プロ映画監督が来日

2014年6月18日 13:25

ジャン=マルク・ルドニツキ監督(中央)「ママはレスリング・クイーン」

ジャン=マルク・ルドニツキ監督(中央)
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[映画.com ニュース] フランスの異色スポーツコメディ「ママはレスリング・クイーン」の試写会イベントが6月17日都内であり、来日したジャン=マルク・ルドニツキ監督がティーチインを行った。

ルドニツキ監督は、劇中で実際に使われたプロレスコスチュームを着た宣伝担当者にエスコートされて登壇。「和食が大好きで日本に来られてうれしい。みなさんのおもてなしの心が温かくて感激した」と監督作を携えての初来日の感想を述べた。

仏実力派女優がセクシーなコスチュームでプロレスに挑んだ本作は、同じスーパーマーケットで働く女性4人がプロレスチームを結成し、それぞれの悩みを抱えながらも競技を通して本当の自分を取り戻していく姿を描く。本国でのヒットを受け、世界的プロレス・エンタテインメント集団として知られるWWEが本作の米国内配給権利と世界規模でのリメイク権利を獲得している。

北フランスの町リールを舞台にしたことについては、「私の生まれ故郷であると同時に、フランスにおけるプロレス発祥の地なのです」と説明。脚本については3人の女性が書いたものを映画化したという。「元の脚本はドラマ性が強かったのですが、私は『フル・モンティ』のような社会派コメディに仕上げたかった。ケン・ローチ監督やスティーブン・フリアーズ監督が描くような、庶民が階級を越え、殻を破って外へ出て行くテーマが好き」と目指した作風について明かす。

プロレスを扱った作品だが、実は監督自身は「あまり興味がなくテニスが好き」と告白。しかし、撮影を通し「プロレスは野蛮なものだという多少の偏見さえありましたが、ショーの要素があり、子どもの無邪気さやマーベルの漫画作品のようなところに次第にひかれた」と競技の魅力について語った。

キャスティングについてはそれぞれの女優が今までとは違ったキャラクターを演じたことが成功の秘けつだときっぱり。ヌーベルバーグの監督作など、これまで作家性の強い作品に出演しているナタリー・バイの起用については「彼女が、レジ係がレスラーになるというこの役を受け入れてくれたことに心を動かされました」と述懐する。キャスト陣は、専属コーチから2カ月間、週12時間のトレーニングを受けたそうだ。

試写会では全編を通して客席から笑い声が上がり、監督は「コメディは世界のいろんな人の心を打つはず」と手ごたえをつかんだよう。「1時間37分、4人の素晴らしい女性が人生を変えようとする姿を笑いと涙で楽しんで」公開を待つ日本の観客に向けて呼びかけた。

ママはレスリング・クイーン」は7月19日からヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開。

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