アメリカンドリームの崩壊を捉えたドキュメンタリーが8月に公開

2014年5月9日 07:15

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［映画.com ニュース］2012年のサンダンス映画祭ドキュメンタリー部門監督賞をはじめ、50を超える世界中のメディアの賞を独占したドキュメンタリー映画「クィーン・オブ・ベルサイユ　大富豪の華麗なる転落」の公開日が8月16日に決定し、ポスタービジュアルがお披露目された。

本作は、不動産で大成功を収めた夫婦が、アメリカ最大の大豪邸をフロリダに建設する姿を追ったドキュメンタリー。ローレン・グリーンフィールド監督は2007年から撮影を開始し、“ベルサイユ宮殿”を模した新居の完成までを記録するはずだったが、08年に起こったリーマンショックにより、頂点から転落していく夫婦の姿をカメラに収める形になった。

ジョージ・W・ブッシュを大統領にのし上げた男と称されるデビット・シーゲルと、その妻ジャッキー。巨額の富を得た夫妻は、総工費100億円をかけた豪邸を建設する夢を実現しようとしていた。ところがリーマン・ブラザーズの破綻が直撃し、計画はとん挫。シーゲル夫妻は一気にどん底へと突き落とされる。

今回公開されたポスタービジュアルでは、豪華な装飾品に囲まれながらも、電話を片手に子どもを抱えるジャッキーが、大富豪らしからぬ困惑した表情を見せている。

「クィーン・オブ・ベルサイユ　大富豪の華麗なる転落」は8月16日から新宿武蔵野館ほかで公開。