ピアース・ブロスナン、「007」シリーズにおける自身の演技を後悔
2014年4月23日 12:25
[映画.com ニュース] 5代目ジェームズ・ボンドとして「007」シリーズで4作品にわたって主役を務めたピアース・ブロスナンが、自らの演技を後悔していることを明らかにした。
英テレグラフ紙のインタビューで明らかにしたもので、「わたしはボンドとしては不十分だった」と発言。「バイオレンスにはリアリティがなく、あの男の暴力には迫力がまったく感じられない。とてもおとなしく、キャラクター像にもリアリティが欠けていて、うわべだけだ。もしかしたら、ジェームズ・ボンドをうまく演じなくてはならないという不安を抱えていたことと関係があるのかもしれないね」
ブロスナンは「007 ゴールデンアイ」から「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」、「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」、「007 ダイ・アナザー・デイ」の4作品に出演。いずれも大ヒットを記録しているものの、初代のショーン・コネリーや3代目ロジャー・ムーアと比較されることで、常にプレッシャーを感じていたという。
なお、後任のダニエル・クレイグはピアース・ブロスナン版とは異なるリアルなジェームズ・ボンド像を打ち出して成功を収めている。