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天願大介監督、最新作「魔王」封切りに「これこそが映画」

2014年3月23日 19:36

20年ぶりとなる自主映画を発表した天願大介監督「魔王」

20年ぶりとなる自主映画を発表した天願大介監督
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[映画.com ニュース] 天願大介監督の20年ぶりとなるインディペンデント映画「魔王」が3月22日、東京・渋谷のアップリンクファクトリーで封切られ、天願監督をはじめ、出演の月船さらら中村映里子松浦祐也が初日舞台挨拶に立った。

周囲に奇怪な騒動を巻き起こす謎の男“魔王”(若松武史)と、魔王の正体を知っている謎の美女・嘉子(月船)の壮絶な戦いをユーモラスに描く。

天願監督は、「デンデラ」(2011)以来3年ぶりとなる監督作に「もともと自主映画からプロになったので、業界から追放されたらいつかまた自主映画を撮るつもりだった。追放される前に撮ろうと思ったのは、映画を取り巻く環境がかなり厳しくなってきたから。不自由な表現と自粛の嵐。そんな環境で、誰にも怒られない映画を作るのにそろそろ耐えられなくなってきた。俺が見てきた映画界の先輩はならず者だらけだったし、自分が今大学で教えている手前、自らやって見せないといけないと思った」と心中を語った。

元宝塚歌劇団で演劇ユニット「metro」主宰の月船は、「一昨日プレビューで初めて見て、過酷だった撮影を思い出しながら、苦労して撮った甲斐のある映画だなと改めて思った。宝塚のような豪華きらびやかな世界から“こっち”に来て、たいていの人から『どうしちゃったの?』と思われているみたいだけど、私は間違いなく“こっち”に来れて良かったなと思ってる」と胸を張った。

中村も、「私も今日初めて見るのでとても楽しみ。この映画は居酒屋や銭湯など色々な場所で上映されるので、これからその色々な場所で見るのが楽しみ。一緒に見ましょう!」と呼びかけた。天願監督は、「一番最初に映画が始まった時、当たり前だけど映画館はなく、見世物小屋やサーカスなどで上映していた。原点に戻ろうという意味合いもある」と一風変わった上映形態の狙いを説明し、「変わった映画だけど、これこそが映画だと思ってやっている。こういう映画を見ることも映画を好きな人たちの選択肢の1つになってくれたらうれしい」と語った。

魔王」はアップリンクファクトリーを皮切りに、神奈川・川崎市アートセンター、東京・新宿ゴールデン街劇場など、今後もさまざまな場所で上映予定。

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