北京で謎の黒い物体に導かれ…「黒四角」予告編
2014年3月13日 13:25
[映画.com ニュース] 奥原浩志監督が単身中国に渡り全編北京語で撮影した日中合作映画「黒四角」の予告編が公開された。
「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」の中泉英雄主演で、第25回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品された異色作。北京郊外の芸術家村で、謎の黒い物体に導かれた画家のチャオピンが、一人の謎の男と出会い、そこから立ちのぼる日本兵と中国人兄妹の切ない愛と友情の記憶を描く。なお、本作は中国本土での公開が認められていない。
予告編では、チャオピンが画廊で「黒四角」という名の、黒一色に塗りつぶされた絵を目にするシーンから、翌朝、空を飛んでいく黒い物体に誘われ、その物体の中から「黒四角」と名乗る男が姿を現す場面を紹介。ふたりの謎の対面から、60年前の戦争の記憶とチャオピンの現在が交錯する場面を映し出している。
「黒四角」は5月17日から新宿 K’s cinemaほか全国で順次公開。