スティーブン・キング「十時の人々」映画化主演にジェイ・バルチェル
2014年2月12日 17:15
[映画.com ニュース] スティーブン・キングの短編小説「十時の人々」を、「チャイルド・プレイ」「フライトナイト」のトム・ホランド監督が映画化する企画に、カナダ出身の俳優ジェイ・バルチェル(「ヒックとドラゴン」「ファンボーイズ」)が参加することがわかった。
米ハリウッド・レポーターが報じたもので、バルチェルは製作総指揮と主演を兼ねる。1993年に発表された「十時の人々」は、キングの短編集「Nightmares and Dreamscapes」におさめられた1編(邦訳は文春文庫「メイプル・ストリートの家」所収)。嫌煙の進む90年代のボストンを舞台に、タバコをやめられないでいる主人公が体験する恐怖を描く。当時、禁煙に苦しんでいたキング自身の姿が反映された作品だという。
ホランド監督は、95年のTV映画「ランゴリアーズ」と96年の「スティーブン・キング 痩せゆく男」でキング原作を映像化しており、今回が3度目。本作では脚本も手がけ、舞台は現代に変更される。6月にバルチェルの故郷モントリオールでのクランクインを予定。
バルチェルは、ジョゼ・パジーリャ監督、ジョエル・キナマン主演でリメイクした「ロボコップ」(3月14日公開)にも出演している。