上戸彩、怖さ払拭 高良健吾と笑顔で主演作公開
2013年12月14日 13:54
[映画.com ニュース] 女優・上戸彩の8年ぶりとなる主演映画「武士の献立」が12月14日、全国261スクリーンで封切られた。上戸は、共演の高良健吾、西田敏行、余貴美子、朝原雄三監督とともに和服に身を包み、東京・銀座の丸の内ピカデリーでの舞台挨拶に立った。
「あずみ2 Death or Love」以来の映画主演となる上戸は、「テレビドラマで育ってきたので、お金を払って見に来ていただく映画を怖がっていたら、8年も経っちゃいました」とニッコリ。さらに、「最近は数字どうこうよりも、自分のやりたいものに出ていきたいなと思うようになりました」と明かし、客席に手を振った。
映画は、君主とその家族の食事をまかなう役割を担うことから「包丁侍」と呼ばれた武士の料理人の家に嫁いだ娘が、夫や家族と絆を深めていく姿を描くヒューマンドラマ。御算用者(経理係)として藩に仕えた「そろばん侍」の家族生活を描いた「武士の家計簿」(2010)に続き、江戸時代の加賀藩を舞台に描くシリーズ第2弾だ。
夫役の高良は、劇中で包丁さばきを披露しているが「役づくりというよりも、当たり前のように使わなければいけなかった。初の時代劇といっても、初めてのことだらけだったので、毎日勉強で知ることばかりでした」と真剣な面持ちで語った。
若手2人の挨拶に、父親役の西田は「本当に2人ともいとおしかった。とっても優しくしてくれて、毛布をひざにかけてくれた。今思い出すだけで涙が出てくる」。母親役の余も、「こんなにいい子たちはいませんよ」と追随し、上戸と高良を称えていた。