サンドラ・ブロック＆宇宙飛行士・山崎直子氏がガッチリ握手「私も宇宙に行くわ！」

［映画.com ニュース］　サンドラ・ブロック＆ジョージ・クルーニー共演のSF大作「ゼロ・グラビティ」のジャパンプレミアが12月5日、都内で行われ、来日中のブロック、アルフォンソ・キュアロン監督、製作のデビッド・ハイマンがレッドカーペットに登場した。サプライズゲストとして日本で2人目の女性宇宙飛行士・山崎直子氏も駆けつけ、「宇宙が舞台だけど扱っているテーマは生きる人間そのもの。迫真ある芝居にリアリティを感じた。地球の映像も私が見た映像と重なって見えて、地上で一体どうやって作られたのかと感銘を受けた」と感激しきり。また、「サンドラさんの目線を通じて世界に引き込まれる。宇宙飛行士以上に宇宙飛行士だった」と絶賛し、ブロックもノリノリで「オッケー、私も宇宙に行くわ！」と2人は固い握手を交わした。

船外活動中に宇宙空間に投げ出されてしまった2人の宇宙飛行士の極限状況を、最新VFXと3D技術を駆使した美しい映像で描き出す。キュアロン監督は、「1人の宇宙飛行士が宇宙の虚無の闇に向かってクルクルと旋回しながら放り出されるイメージからこの企画は生まれた。ハラハラとするエキサイティングな映画だけど、なぜここまで世界中の人々に響いているのか。それはサンドラの芝居に尽きる。見ている人にエモーションを感じさせる演技で、この映画自体がサンドラ・ブロックと言えるほど」と惜しみない賛辞をおくった。

7年ぶりの来日を満喫中のブロックは、「コンバンワ！　私たちはこれまでワールツアーで世界中を回ってきたけれど、ここ東京が最後の地。今日は魔法みたいな夜で興奮している。私たちも大好きな映画なので、ぜひ皆さんにも愛してほしい」と挨拶。また、「冒頭の20分で観客は私の目となり、一緒に宇宙の旅を体験できる映画。人は迷うけれど、誰かとつながることがどれだけ素晴らしいことかを知る」と語りかけた。

約1300人のファンが詰めかけた会場には、タレントのデーブ＆京子・スペクター夫妻、国民的美魔女コンテストを制した西村真弓さん、準グランプリの秋田陽子さん、ファイナリストの佐藤まゆみさんらも訪れ、レッドカーペットを彩った。「ゼロ・グラビティ」は12月13日から全国で3D／2D同時公開。