パリス・ヒルトン衝撃のプライベートルームが「ブリングリング」で公開!
2013年12月4日 19:31
[映画.com ニュース] パリス・ヒルトン、オーランド・ブルーム、リンジー・ローハンなどのハリウッドセレブの豪邸をターゲットに、被害総額3億円を荒稼ぎした実在のティーン窃盗団をモデルに描く「ブリングリング」(監督:ソフィア・コッポラ)で、実際の被害者であるヒルトンがロケ場所として自宅を提供、衝撃的なプライベートルームが劇中に登場することが分かった。
4回も窃盗に入られ、被害額が1億8000万円相当と被害者のなかで最も多かったヒルトン邸では、豪華な部屋が次々と登場。ハイブランドのドレスが並ぶクローゼットに加え、無数の靴が埋め尽くされるシュークローゼットまでもが映し出される。おびただしい数のアクセサリーやサングラスなど、すべて私物というファッションアイテムも登場し、ハリウッドセレブの生活レベルを垣間見ることができる。
そして極めつけはクラブフロアで、壁にはヒルトン自身の大パネルが設置。ソファーには友人からのプレゼントだという、本人の顔がプリントされたクッションがいくつも置かれている。コッポラ監督をはじめ、エマ・ワトソンら出演者も興奮したそうで、コッポラ監督は「パリスの自宅はとてもエキゾチックなところで、私はあんな家をこれまで見たことがなかった。それまで(雑誌や本で)読んだことしかなかった世界を実際に体験できて、とても興味深いと思った」と振り返っている。
ヒルトンは自宅を提供しているだけでなく、窃盗団のメンバーと鉢合わせするパーティシーンにもカメオ出演。「ソフィア・コッポラの映画に出られるだけで光栄よ。現代における最高の女流監督のひとりだし、本当に尊敬している。他の人だったら絶対にお断りだったわ!」と、友人を通じて相談を受け、ロケ場所提供を快諾した経緯を明かしている。
「ブリングリング」は、「ロスト・イン・トランスレーション」「SOMEWHERE」で高い評価を受けるコッポラ監督が、現実と虚構の境界を見失った若者たちの無軌道ぶりをセンセーショナルに浮き彫りにする野心作。ガス・バン・サント、リドリー・スコット、デビッド・フィンチャーら名監督の作品でも活躍した名カメラマン、ハリス・サビデスの遺作となった。12月14日から全国で順次公開。