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異色のキョンシー映画「リゴル・モルティス」の反応に“仕掛け人”ジュノ・マック&清水崇がニヤリ

2013年10月19日 19:47

初メガホンをとったジュノ・マック(右)と清水崇監督「魔女の宅急便」

初メガホンをとったジュノ・マック(右)と清水崇監督
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[映画.com ニュース]香港の歌手で俳優のジュノ・マックが初監督に挑戦し、「呪怨」シリーズの清水崇監督がプロデュースを手がけた「リゴル・モルティス 死後硬直」が10月19日、第26回東京国際映画祭の「アジアの未来」部門で上映された。

2人は、清水監督が「ラビットホラー3D」(2011)を製作中に知人の紹介で出会ったそうで、「ジュノが監督をやるつもりでいるということは聞いていた。その1~2年後に、キョンシー映画のリメイクを作るという話がきた」という。内容を聞いたところ、「コミカルはなく、ドラマ重視。確かにそのままのリメイクに意味はあるのかと思ったので、ジュノのビジュアルを見たらその動きや世界観が良かった」と興味を示し、途中参加ながらプロデュースを買って出たと経緯を明かした。

その言葉通り、コメディの要素は一切なく、さびれた集合住宅に入居した落ち目の俳優がさまざまな怪奇現象に襲われ、ついにはキョンシーと壮絶なバトルを繰り広げるアクション・ホラーとして完成。1980年代に人気だったキョンシー映画を予想していた観客のほとんども圧倒された様子で、清水監督は「ジュノと編集などのやり取りをしている時、僕も『魔女の宅急便』の実写版を準備中だった。『魔女の宅急便』の時に、こんなリアクションだったら嫌だなと思った。ジュノ、日本はこういう人たちが多いから安心してね」と冗談交じりにフォローを入れた。

一方のマックは、同作が既にトロントやシッチェスなど7カ国の映画祭に出品されている経験を踏まえ、「各国で反応はさまざま。今日のこの空気を楽しんでいるよ」と悠然とした構え。ラストシーンの解釈を聞かれるストレートな質問にも、「死はひとつの時代の終わりでもあるけれど、新しい時代の始まりでもある。キョンシーの伝統が続いていくかもしれないという思いを込めた」と笑顔で応じた。

清水監督も、「僕もジュノも、観客に解釈を委ねるのが好きだから全然気にならなかった。死ぬ時に走馬灯のように人生がよみがえることと、死後硬直というタイトルにも引っかかっているという受け止め方もできるね」と解説。マックもさらに、「随所にオリジナルのキョンシーに対するオマージュのヒントもちりばめている。それが映画の魔術だからね」と含みをもたせ、観客のさらなる混乱をあおっていた。

第26回東京国際映画祭は、10月25日まで開催。

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