邦画実写、20億円越えは現在4本 昨年対比で半減
2013年9月1日 11:00
[映画.com ニュース] 東宝配給「映画 謎解きはディナーのあとで」が、興行収入20億円を突破した。8月18日時点で全国動員176万4781人、興収20億5722万9700円を記録したもの。これで、今年に入って20億円を超えた邦画の実写作品は4本目。「真夏の方程式」「プラチナデータ」「ストロベリーナイト」に次ぐもの。配給はいずれも東宝で、製作では3本がフジテレビ幹事だ。
ただ、昨年のこの時期と比べて、数は減っている。昨年は、「BRAVE HEARTS 海猿」を筆頭に、「テルマエ・ロマエ」など8本が20億超え。ちなみに、昨年の8本の最終累計興収は約290億円。今年の4本は、推定約110億円で、60%以上も数字を落としている(上映中の今年の作品は、最終興収見込みとして計算)。
アニメの興行が上向きになっている一方、邦画の実写作品が低迷しているのが今年顕著で、9月以降の後半で巻き返しができるかどうか。邦画の実写作品に注目が集まる。(文化通信)