山崎まさよし、韓国の動物映画祭で「キタキツネ物語」主題歌を披露
2013年8月26日 22:00
[映画.com ニュース] 歌手の山崎まさよしがこのほど、韓国・スンチョン市で開催された第1回スンチョン湾世界動物映画祭に参加し、オープニングセレモニーでドキュメンタリー映画「キタキツネ物語 35周年リニューアル版」の主題歌「道」を披露した。
朝鮮半島の南海岸に位置する同市が、「自然と人間、動物が共存する真夏の夜の映画祭り」をスローガンに、スンチョン湾自然生態公園やスンチョンジョレ湖公園などの特設ステージや劇場で動物映画を上映。動物とともに参加するレッドカーペットや、ペットと一緒に映画を鑑賞できる野外会場が設けられるなどの工夫が凝らされた。同作はオープニング上映作品として、映画祭の幕開けを飾った。
第1回ということで韓国国内の期待は高く、各地からさまざまな動物を連れた観客たちが訪れ、山崎をはじめとするゲストや出演者、広報大使がレッドカーペットを歩くと歓声が上がったという。炎天下の野外ステージにもかかわらず、最終的に立ち見を含む2000人の観客が集まり、山崎が楽曲を披露すると会場の熱気は最高潮に達した。
主題歌のオファーを受け、昔のフィルムも見直したという山崎は、「物語の最後は父ギツネの人生が続いていくという終わり方をしているので、ずっと“道”が続いていく、彼の生き方が子供たちに受け継がれていくということを象徴する意味で『道』という曲を作りました」と、楽曲に込めた思いを語る。また、映画祭に参加した感想を、「すごくアットホームですね。人間が(映画を)作って、映画祭をやるのも人間なのに、出ているのはほとんど動物だけというところが面白いですね。この映画祭が第2回、第3回と続くように、応援していきたいと思っております」と述べた。
「キタキツネ物語 35周年リニューアル版」は、厳しい自然の中を生き抜くキタキツネ一家の姿を描いた「キタキツネ物語」(1978)を再編集、最新の技術で高画質化した作品。佐藤隆太、平野綾、西田敏行らが声優を務める。10月19日から全国で公開。