蓮實重彦氏&岩井俊二監督、「HOMESICK」監督をユニークに称賛 : 映画ニュース

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蓮實重彦氏&岩井俊二監督、「HOMESICK」監督をユニークに称賛

2013年8月12日 22:00

「HOMESICK」の一場面「HOMESICK」

「HOMESICK」の一場面
(C)PFFパートナーズ/東宝
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[映画.com ニュース] 映画評論家の蓮實重彦氏、岩井俊二監督が、処女作「世界グッドモーニング!!」(2009)で注目を集めた新鋭・廣原暁監督の長編劇場デビュー作「HOMESICK」を称賛している。

廣原監督は、27歳という若さながら黒沢清監督、北野武監督に師事した経験を持ち、「世界グッドモーニング!!」ではポン・ジュノ監督やジャ・ジャンクー監督から激賞された。廣原監督が敬愛する黒沢監督、青山真治監督の立教大学時代の師である蓮實氏は、「『HOMESICK』は悪くない。むしろ優れた作品だとさえいえる。だが、廣原暁の真の素晴らしさは、自分にはもっと凄いことができるぞとかなりおおっぴらにつぶやいているかにみえることだ」とユニークな表現で称賛する。そして「実際、この男なら、二十一世紀初の『壮大な失敗作』さえ撮れそうだといった気配が、この作品のいくつかのショットには間違いなく漂っている。それを、数年後に、ぜひとも実現してほしい」と期待を寄せた。

主演を飾った郭智博は、岩井俊二監督の「リリイ・シュシュのすべて」「花とアリス」などに出演しており、今回は3人の小学生との触れ合いを通して自分を見つめ直す青年をみずみずしく演じている。岩井監督は、郭と少年たちのやりとりに注目し「蝿のようにうるさい少年たちだが、彼らのまなざしが、この物語を描く絵筆になっている。どこにでもいそうな、さえない青年を、この子たちの視線が描いてゆく。その子たちも一見ピュアな子どもに見えるけど、この社会に、既にあれこれ傷つけられているんだろうな、と想像させる。求め合う孤独な魂と魂。日本のどこかの片隅で、リアルにこんな物語が日々浮かんでは消えたりしているんだろうな」とコメントを寄せている。

本作は、10月3~12日に行われる第18回釜山国際映画祭「A window on Asian cinema(アジア映画の窓)」部門に正式出品されることが決定している。また本作の公開を記念し、8月10日から東京・オーディトリウム渋谷で「廣原暁監督特集」が開催。「世界グッドモーニング!!」「返事はいらない」や、“廣原監督短篇集”(「あの星はいつ現はれるか」「遠くはなれて」「小さな思い出~Un petit souvenir」)に加え、廣原監督がセレクトしたジャック・ロジェ監督作「オルエットの方へ」、黒沢清監督作「ニンゲン合格」を特別上映する。

HOMESICK」は公開中。

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