郭智博、“ちびっこ3人組”との共演振り返り本音「うるさかった(笑)」
2013年8月10日 22:00
[映画.com ニュース] 新鋭・廣原暁監督の長編劇場デビュー作「HOMESICK」が8月10日、東京・オーディトリアム渋谷で公開初日を迎え、主演の郭智博、奥田恵梨華、“ちびっこ3人組”を演じた子役の金田悠希くん、舩崎飛翼くん、本間翔くん、廣原監督が舞台挨拶に立った。
30歳で失業し、再開発で取り壊しが決まった実家で無為な日々を過ごしていた健二が、夏休み中の小学生男子3人組と出会い、童心に返って子ども達と遊んでいるうちに自分の進むべき道を見つけていく姿を描く。
2009年に発表した「世界グッドモーニング!!」で第32回ぴあフィルムフェスティバル審査員特別賞や第29回バンクーバー国際映画祭ヤングアワードグランプリを受賞し、一躍脚光を浴びた廣原監督。「ある居場所に留まる映画を作ろうと思った。そこに留まらせるものって何だろうと考えると、それは家族や友達とのつながりだったり、不確かで曖昧なものだなと。ホームって何だろうと考えた」と製作の動機を語った。
長引く不況を経験し、高望みをせず穏やかな暮らしを望む“さとり世代”と呼ばれる若者たちのひとり・健二役を演じた郭は、「僕もダメ(男)なのでそんなに大変ではなかったけど、子どもとのからみが大変だった。うるさかったので(笑)」と本音を吐露。健二の同級生役を演じた奥田は、「クランクインする前日に腰を痛めてしまい、腰痛持ちってことにしちゃえって役に組み込んだ」と裏話を明かした。
元気いっぱいの子役3人は、「見に来てくれてありがとうございました!」と声をそろえ、しっかり者の本間くんは「いま、手塚治虫の舞台をやっているので見にきてください!」とちゃっかりと出演舞台をPRし、笑いを誘っていた。