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「パシフィック・リム」は日本へのラブレター!デル・トロ監督、来日会見で熱弁

2013年7月28日 16:45

会見に出席したギレルモ・デル・トロ監督、 菊地凛子、芦田愛菜ちゃん「パシフィック・リム」

会見に出席したギレルモ・デル・トロ監督、
菊地凛子、芦田愛菜ちゃん
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[映画.com ニュース] ハリウッド大作「パシフィック・リム」の来日会見が7月28日、都内で行われた。日本のアニメや特撮映画へオマージュを捧げ、未知なる怪獣と巨大ロボットの戦いを描いたSF超大作。会見にはメガホンをとった鬼才ギレルモ・デル・トロ監督(「パンズ・ラビリンス」「ヘルボーイ」シリーズ)、巨大ロボットを操る日本人パイロット・マコ役の菊地凛子、マコの幼少期を演じる子役の芦田愛菜ちゃんが出席した。

映画は、海底から出現し世界各地を破壊する「KAIJU」と、人類の英知を結集し開発された人型巨大兵器「イェーガー」の10数年にわたる壮絶な戦いを、最新VFX技術を駆使しダイナミックに描く。デル・トロ監督は少年時代に日本のロボットアニメや怪獣映画の洗礼を受け、いまや自他ともに認める“ハリウッドNo.1の日本オタク”だけあり、本作への思いは格別。「この映画は私なりの、日本へのラブレターなんです。私が学んだのは怪獣に対する精神的なシンパシーや、科学技術への愛情。ビジュアルに関する独特な美意識にも、大いに影響を受けている」と熱弁していた。

また、重要な役割を果たす巨大ロボットのデザインに関しては「まず、それぞれの特性や性格づけを考えた上で、さまざまなデザインを考案した。例えば、凛子が操縦するジプシー・デンジャーは、エンパイア・ステート・ビルディングと(俳優の)ジョン・ウェインを組み合わせたイメージ。それとシルエットも意識し、100種類くらいあるデザインから、毎週10体ずつオーディションをしたんだ。『アメリカン・アイドル』みたいにね」と強いこだわりを語っていた。

菊地は「バベル」(2006)のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督を通じて、デル・トロ監督と出会ったといい「『ぜひ映画に出してください』とお願いしたのが、8年くらい前のこと。その夢が今回、監督の日本愛が詰まった作品で実現したことはとても光栄」と感激しきり。本作でハリウッドデビューを飾った愛菜ちゃんは「Hello, My name is Mana Ashida. Please enjoy the film “Pacific Rim”.」と英語で挨拶し、早くも菊地顔負けの国際派女優ぶり。「監督は『僕のことをトトロって呼んでね』ってとても優しかった。本当にトトロみたいだし、いつも『アメージング』『パーフェクト』って頭をなでてくれたことがうれしかった。それに楽屋が一人一台キャンピングカーで、びっくりしました」と振り返った。

一方、デル・トロ監督は「凛子は女性がもつスピリチュアルな強さと、はかなさを体現してくれる存在。シナリオも凛子を想定しながら書いた」「この若さで偉大なる天才女優。誰にも負けないプロ意識をもっている。きっと実際には50歳くらいなんじゃないでしょうか。逆に僕は7歳のまま、成長が止まっている」と菊地、愛菜ちゃんをそれぞれ大絶賛していた。

最後にデル・トロ監督は、ふたりのパイロットの神経回路を結合させ、一台の巨大ロボットを動かすという設定について「互いが信頼し合うことで、世界を救うことができる。つまり、地球という同じロボットに乗った我々は、愛情と信頼なくして生き延びることはできないのです。最新の技術を駆使した作品ですが、描きたかったのは、自己犠牲の精神や有機、知性や共和といったシンプルで普遍的なテーマなんだ」と締めくくった。

パシフィック・リム」は、8月9日から全国で3D/2D公開。

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