ハリソン・フォード出演のSF大作、同性愛者によるボイコット運動の対象に!?
2013年7月22日 08:30
[映画.com ニュース] ハリソン・フォード出演のSF大作「Ender's Game」が、同性愛者によるボイコット運動の対象になりそうだと、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
同作はオースン・スコット・カードのSF小説「エンダーのゲーム」の映画化で、未来の地球を舞台に異星人の侵略に備えてバトル・スクールに通う子どもたちの成長を描く物語。エイサ・バターフィールド(「ヒューゴの不思議な発明」)、ヘイリー・スタインフェルド(「トゥルー・グリット」)ら演技派子役に加え、教官役としてフォードが出演しており、「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」のギャビン・フッドがメガホンをとっている。
全米公開は11月1日だが、同性愛者の支援組織Geeks Outは、早くもボイコットを呼びかけている。その理由は、原作者のオースン・スコット・カードが筋金入りの反同性愛者であり、同性婚の合法化に反対するために設立された非営利組織National Organization for Marriageの役員を務めているからだという。
Geeks Outが新たに立ち上げたskipendersgame.com(Ender's Gameをスキップせよ)では、「どんなに原作を愛していても、われわれはオースン・スコット・カードの懐に金を入れるべきではない」と訴えている。一方、映画版の関係者は「われわれは彼の人柄ではなく、作品を映画化しています」とアピールしている。