ボストンマラソン爆発事件容疑者を表紙にしたローリング・ストーン誌に不買運動
2013年7月21日 14:30
[映画.com ニュース] アメリカを代表するカルチャー誌であるローリング・ストーンが不買運動の対象になっていると、エンターテイメント・ウィークリー誌が報じた。
原因は、同誌がボストンマラソン爆発事件のジョハル・ツァルナエフ容疑者の巻頭特集を組んだため。表紙に掲載された容疑者写真が有名ミュージシャンのように映っていることから抗議が殺到している。
こうした事態を受け、薬局チェーンのCVSとウォルグリーンは、最新号の販売を取りやめている。バッシングを受けたローリング・ストーン誌は声明を発表。犠牲者とその家族に哀悼の意を表すとともに、同容疑者を巻頭特集にしたのはその時代の最も重要な政治的・文化的題材を扱うローリング・ストーン誌の伝統に基づいたものであると説明。「ジョハル・ツァルナエフ容疑者が若く、小誌の多くの読者と同じ年齢層にあることから、この問題の複雑さを検証し、なぜこのような悲劇が発生したのか徹底的に理解することが必要だと判断しました」と掲載理由を述べている。