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9年ぶり新作公開の大友克洋「ジャパニメーションって言葉は好きじゃない」

2013年6月22日 18:30

9年ぶりに新作公開を控える大友克洋監督ら「SHORT PEACE」

9年ぶりに新作公開を控える大友克洋監督ら
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[映画.com ニュース] 大友克洋監督が6月22日、東京のアップルストア銀座が主催するトークイベント「Meet the Filmmaker」に登場し、公開を控える最新作「SHORT PEACE」をアピールした。“日本”をテーマにした短編4本と、オープニングアニメで構成されたオムニバス作。「いまやアニメ=日本というイメージが強いし、意識せず好きに作れば日本らしさが出るんじゃないかと。ジャパニメーションって好きな言葉じゃないし、自分の好きなことをやるしかない」と語っていた。

大友監督が提供したのは、江戸時代の大火を背景に商家の娘と火消しの男の悲恋を描いた「火要鎮」。アニメーション監督作が劇場公開されるのは、「スチームボーイ」(2004)以来、実に9年ぶりで、すでに昨年のアヌシー国際アニメーション映画祭短編部門優秀賞、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞など多くの受賞を果たしている。大友監督は「もともと短編を撮るなら、時代劇がいいなと思っていたし、アヌシーに出そうって話だったので日本っぽいモチーフがいいなと思った」と本作の着想を振り返った。

この日は大友監督直筆の絵コンテも披露され「B4のコピー用紙を横にして描いた。絵巻物を目指したので、(縦描きの)絵コンテ表は使わなかったし、横描きならパンの指定をしなくてもわかるから」(大友監督)。大火事で人々が逃げ惑うモブシーンにこだわったといい、「江戸時代の人は、今みたいに両腕を振って走らない。スタッフみんなで、モップを片手に青梅街道を走って研究した」と製作秘話を明かした。

トークイベントには、本作に作品を提供した森田修平氏(「九十九」)、安藤裕章氏(「GAMBO」)、カトキハジメ氏(「武器よさらば」)が勢ぞろい。それぞれに大友作品に影響を受けており、本作への参加に喜びをかみしめていた。

SHORT PEACE」は7月20日から全国で公開。

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